十四日目ー地獄と李躪
どうも、
お久しぶり、
かつ、
始めまして。
新生李躪、桜です。
一時は、
我等がマスター、
リリス様の元へと至りましたが、
今はこの通り、
地獄、
リリス様の為に作られた宮殿。
パンデモニウム?
にて、
リリス様からの大命。
聖書の守護を預かっております。
これは、
リリス様のみ知り得る天使文字で書かれているようで、
わたくしどもには読めません。
まぁ、
読む気も起こりませんが…
「なんだ?桜、またリリスとやらの事か?」
後ろから、
軽薄そうな優男ぜんとした男が現れる。
「はぁ…琥珀、そんな事は思っても言ってはいけ無いわよ、リリス様は私だけでは無く、あなた達の主でもあるのよ?」
この子は琥珀、
1024世代以降に生まれた…
男の李躪…
あり得ないはずだかそこはリリス様、
大概の事はやってのける。
「そんな事?所詮リリスなんて伝説だろ?そんな事は瑪瑙でも知っている」
はぁ…
男の姿をした李躪…
今確認されて居る個体は息子の翡翠
李凛夢、柘榴の息子、瑪瑙
そして、
この馴れ馴れしい男、
琥珀だ。
成長の差など細かい相違点はあるが、
どれにも共通しているのは、
リリス様に対する忠誠心が欠片も無い。
確かに108世代以降、
そういった傾向は会ったが、
リリス様の存在を否定した世代はこいつらが初めてデス。
それに、
ワタクシが危惧している事…
最終的に、
彼ら、
そしてその子孫らが自分たちをリリス様の忠臣である誇りを失う事…
の以前に、
「なぁ、今夜こそどうだ?いつも同じ悪魔で退屈だろ?」
明らかな年したから夜誘われることデスかね?




