10日目ー私の居無い私丸ツー
ドロドロと身体が溶け出す感じ…
ただ一片の感情の欠片も感じ無い無機質な熱の塊、
それがゆっくり、ゆっくりと私の身体に染み込んでゆく、
通り過ぎてゆく、
蓄積為れて行く。
魔力だ。
多くの李躪が私の中に入って、
魔力へと還元為れてゆく。
私に現状を説明していた桜もそうだ。
と言っても同じく説明してくれた李凛夢の柘榴は残してある。
情報は在るに越した事は無い、
その為に李凛夢は全員残してある。
そして私は、
その魔力と言う異物的な生命エネルギーが体内に這い回る快感を伴った苦痛で朧げと成った意識が夢を彷徨うのを、
途方も無く遠くに感じていた。
めくるめくる日と月…
混ざり合う大地と海…
それが幼い頃の私のパパとの最後の記憶…
やめて!連れていか無いで!
パパを返して!
赤色の光と白い身体を持った車…
救急車がパパを攫ってく。
ママ?
何で…
何で笑って居るの?
違う!
そのヒトはパパ何かじゃない!
オトウサン何か要ら無い!
パパが良い!
オトウサン何か知ら無い!
パパが良い!
ママ!ママ!
何処に居るの?
パパ!パパ!
私は何処に居るの?
オトウサン?ママが居無い!
私が知ら無い所に居る!
私が…悪い子だったから?
違う…違うよ…***ちゃん、
君のせいじゃ無いよ。
その名前で私を呼ば無いで…
オトウサンはパパじゃ無いから私の名前を呼ば無いで。
ママじゃ無いから呼ば無いで!
神様…神様…神様…
ママは何処に居るの!
パパの所へはどう行けば良いの!
私は…私は何処に居るの?




