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九日目ー愚兄と愚弟


旧約聖書…


我らが主リリス様からいただいた知識、

それになぞらえて考えるならばこれは


旧約聖書・創世記

第四章ー第二節


最初の大罪人、

愚兄、カインの弟。


家畜を飼う者の先祖と成った愚弟、

アベル。


カイン共々ワタクシにしてワタクシどもの良い餌に成ってくれるでしょう。


あ、

もうし遅れました、


ワタクシ、リリンの桜と申します。


隣?にいるのが同僚 リリムの柘榴デス。


そうそう、

リリムとリリンは違いが有ります、


リリムは主に情報収集を、

リリンは主に魔力収集を、


デスよ。


それなのに…


「何故貴方は天使に接触したばかりかあまつさえ情報を垂れ流して居るんデスか?」


場合によっては壊してリリス様に魔力還元しますよ?


「…わからない、強いて上げるなら私は第二世代だからリリス様の意識の影響を受けやすいのかも」


リリス様の意識…


そう言えば柘榴は第二世代でしたね、

わかると思いますがワタクシどもは先ずリーダーが居ます。


そのリーダー 無花果はリリス様の知識と意識の影響を最も色濃受け継いで居るので自我は持って居ません。


それで、

そのリーダーから直接産み落とされたのが第二世代。


即ち柘榴たち、

その下に第三、第四と続いて居ます。


ワタクシは柘榴が産んだリリン、

柘榴はリリムデスがリリス様の使い魔であるので産む事も魔力を集める事も可能です。


ぶっちゃけるとリリンやリリムなんてリーダーから与えられた役割にすぎませんしね。


え?

柘榴はワタクシの母では無いかって?


えぇ、

そうですが何か?


ワタクシどもはみなワタクシにしてワタクシども何ですから。


特に肉親的感情は有りえません、

強いて母と言うならば我らが主であるリリス様でしょうか?


それにしても。


「リリス様の意識?ならばリリス様がこの天使にあいたがっているの?」


もしそうならリリス様にも春がきた事に?


「ううん…なんて言うか…顔みた瞬間いじりたいって思って、思った瞬間既に口から出てた」


ワタクシどもはみなリリス様に会った事は無いので何とも言えませんが…


少なくともこの天使にリリス様が心を許して居たのは確かでしょうか?


それよりも…


「ルシファーはどうなりましたか?今地上で愚兄と愚弟が育つのを待つよりかは地獄を狩場にした方がやりやすいのでz」


「兄さんかい?多分地獄で氷付じゃ無いかな…」


確かでしょうか?


「あら、兄弟なのにずいぶん薄情ダネ?」


柘榴、

余計なことは言わ無いでくれるかしら?


「違うよ、氷付に成ってるのは兄さんの意識だと思うよ?兄さん寒い所大好きだから」


ルシファー…

ナニヤッテンデスカ?


まぁ、

取り合えず地獄があるのは確認しました。


ヒトが街を作る迄待って居ますか…

目の前に獲物もいる事だし。



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