七日目ールシフェル丸スリー
キャラ崩壊回
新約聖書…
新約聖書・ヨハネの黙示録
などにもその名を知れる悪魔、
旧約聖書・ヨブ記
に神の僕としてその名を表す悪魔、
後世にては魔王の名を冠し、
聞くものの身を震え上がらせた朧…
時に堕天使ルシファーや、
蠅の王ベルゼブブ、
果てはサマエルとも言われるその悪魔…
その名はヘブライ語で敵を意味し、
その名に相応しい数々の悪行にてヒトの世に知らぬもの無き悪魔。
あの忌々しい某カトリックな学校でも耳にタコができそうな程聞いたあの名前。
いまでも聞くだけで肩が凝りそうな程うんざりする。
「私が…サタン?」
おいおい、
ふざけなさんな…
確かにサタンは多くの悪魔と同一視されるがまさかリリスと同じに見られたなんて話しは一回たりと聞いた事がない。
「ほんとうに?」
違うと言え、
せめてこの際にアシュタルトと言ってくれても構わん。
まだ魔王と恐怖公だったら恐怖公を選ぶ。
「そうさ!ラジエルと一緒に考えたんだ!」
ちょっっっとまったぉぁぁ‼‼‼
ラジエル⁈
え?あのラジエル?
七大天使最有力候補のあのラジエル?
セフィロトの樹で第二のセフィラ、コクマーの守護天使の?
なぁにやっとんじゃーーー‼‼
行動が謎すぎる!
いや、
確かに、先ず名前からして謎だよ?
何だよ、神秘の守護者って!
存在が謎だよ!
だからカバリストどもに神聖視されるんだ!
「え?ちょっ、マジで?」
「うん、マジ」
…
つんだ…
最悪だ…
このままでは私絶対足がなくなる…
腹ばいになって進んで、
一生をチリを食べて過ごすに違いない。
よよよ、
花の女学生、
カトリックな学校なんか行ってたもんだからこんな事に…
ほ、仏様!
私に救いを!
もっとひかりを!
「えっーと、気に入ってもらえた?」
だゃあれがきにいりゅか!
何で?
何でここに未来のルシファーが居んのに私がサタン?
もうこの子堕天したらサタンになりました~
みたいな感じで良いじゃん!
おぉ…
もう仏にも祈らん!
未来は私が開いてやるぅ…
こうなったら…
先ずはルシフェルの心を掌握、
そうやってルシフェルを傀儡にして、
作戦を長引かせる!
どうせ最後は神の…
もっと言うならミカエル率いる天使軍団によって堕天使らは地に落ちる。
その際私が無事でいれるようにするしかないか…
恐らく失楽園は其の後だろう…
そうして、
ヒトは悪魔がはびこる荒れ野に飛び出すに決まっている。
…原因が私かどうかは置いといて。
ともかく、
天使らによる反逆、
そこに数えられたからにはやはり先ずはルシフェルの心を握る!
「ねぇ…ルシフェル?」
「え?なんだい?」
よし!
良い食いつきだ…
ここからゆっくり…
ゆっくりとぉ…
「貴方に野心は無いの?」
ほら…
在るんだろう?
無けりゃ植付けるまでよ!
「や…しん?」
「そう…野心、貴方は今まで頑張って来たんでしょう?神のため…ヒトのために…ならば今度は貴方が貴方自身の気の赴くまま頑張ってみたら?」
だんだん目が虚ろになって来た…
良い?兆候だ…
凶に転じなければ良いけど…
「た、例えば?」
ふぇ?
例えば?
…か、考えてねぇ!
! いやまてよ?
確かルシファーが司る罪、
其の由来は…
「神の…即ちトコシエなる栄光の玉座…其の頂き…どう?」
これで…
どうだぁぁぁ‼
「それは…僕が神に成ると言う事?」
また質問か!
「そう…なんでもかんでも貴方のもの、貴方は望むまま玉なる光を持ってヒトも天使も神すらも跪けさせれば良い…」
さぁ…
さぁ…こいこいこい!
「ふ…」
フ?
味噌汁?
「ふはははは!中々やるじゃあ無いか!この僕…いや!俺に野心を抱かせるなんです!そうか!神すら俺の元へか!ふはは、まさか狡猾なる蛇、その知恵がここまでとは!いいだろう!良いじゃないか!俺は…神になろう!そして誰もが俺の下へと降り!俺の元に跪く!」
…
ヤバイ…ヤバイ…
ヤバイヤバイヤバイ!
え?
もしかして、
これ、
私のせい?
私がおかしな事言ったからこうなった?
あれ?
って事は、
ルシフェル傀儡化計画はおじゃん?
キャアーーー!
墓穴掘ったー、
このまんまじゃ私の平穏がー、
ただでさえ遠いハッピーエンドが恐らの星になるぅ~~!
「ち、ちょっとまちなさい!」
「何だ?」
むかっつくぅ!
何よ!
無駄に尊大な態度とっちゃって!
「今は仲間は何人居るの?」
取り合えず集まってもらおうか…
「今は私とお前、そして九兆越えの俺の部下どもだな」
…
あ、はは…
こりゃつんだわ
ルシフェルは主人公の催眠術に掛かってしまいましたとさ。




