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いきなり五日目丸ツー

無理やりです

旧約聖書…


初めに神様は天と地とを創造された。


地は形なく、虚しく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。


神は「光あれ」と言われた。すると光があった。

神はその光を見て、良しとされた。


神はその光と闇とを分けられた。


神は光を昼と名づけ、

闇を夜と名付けられた。


夕となり、

また朝になった。


第一日である。


此処からもわかる通り最初闇が生まれたのは神が光を作りやがったからだ。


「あの~何か失礼な事を考えてない?」


「煩い!」


「ごめんなさい…」


全く、

ミカエルって神の屋敷に住んでると思ったら一つしか部屋が無い小屋に住んでるだなんて

しかも…


「なんでベットが一つしか無い!」


「その…元々僕しか居なかったからね」


…まぁいいか、

目下問題は無いし。


わかっていると思うが私は今ミカエルの家に居る。


因みにあれからちっとも時間が経って居無い

らしい。


恐らく神のヤロウが世界を創造しやがるから時間が伸びてるらしい。


嫌がらせか⁈

する事の無い私は今や予言書に近い旧約聖書の創世記を読んでいる、

当然でも在るがカトリックな学校だったので一冊に新約聖書と旧約聖書がくっついて居るのさ。


正直読まないから重いだけ、

紙が薄いのが唯一の救いだろう。


「天地創造…其の五日目」


こんな言葉も在る。


神は言われた「水は生き物の群で満ち、鳥は地の上、天の大空を飛べ」


神は海にの大いなる獣と、

水に群がる全ての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、

また翼ある全ての鳥を、種類にしたがって創造された。

神は見て良しとされた。

神はこれらを見て良しとされた。

神はこれらを見て、良しとされた。


「産めよ、ふえよ、海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」


夕となり、また、朝となった第五日である。


だ…

つまり第五日には私と言う蛇は産まれ無い、

うまりえない。


蛇は本来なら第六日に生まれる筈だったのだ、

つまり、

私は聖書の相違点、

あり得ない生命なのだ。


さらに天使達…

この第一号ミカエルは何と『私の為に造られた』と言うでは無いか⁈

マリアちゃんもびっくりだ!


此処で神による天地創造を簡単に振り返りたいと思う。


一日目 光と闇が分けられ昼と夜か生まれた、

二日目 空を造り天と読んだ、

三日目 地と海そして植物、

四日目 太陽と月そして星、

五日目 魚と鳥、

六日目 獣 家畜神を型どりヒトを、

七日目 お休み


お分かりだろうか?

私はこの世界で神を除いた生き物の中で一番最初に生まれて居るのだ。


ミカエルに言わせりゃ私はお姐さんなのだ、

すごくね?


と言うか今日は海の大いなる獣…レヴィアタンの造られる日だ…


旧約聖書ではイザヤ書、ヨナ書、ヨブ記などに其の存在が書かれる悪魔だ、

七つの大罪『嫉妬』を司るとされる。


このリヴァイアサンは大層気の毒なのだ。

此処で旧約聖書のリヴァイアサンの概要を纏めてみよう。


巨大な竜や蛇、または鯨の様な姿、

頑丈な鱗はあらゆる武器を跳ね返す、

口からは火を吐くと言う。


此処までは良いだろう、

レヴィアタンは雌雄が造られたのだが余りに凶悪だった為にメスは殺されたとも、

天国の宴会の為に殺されたりとか…


何かと良い終わりをして居無い、

まぁ、悪魔だからと言われればそれまでだが。

後述した方では神直々にぶっ殺されて居るのだ、

マジで可哀想だ南無阿弥陀仏。

え?宗教が違う?

私はもうあの神にゃ祈らん


「ミカエル…」


「ん?」


「キスしようか」


「な⁈」


オオたのし!

ってかミカエルの名前って確か…


「何をいいだすんだ!突然!」


うるせぇ…

私がやった事だけど。

仕方ない…


くらえ!


「ちゅっ」


必☆殺ほっぺにちゅうー


「ボン!」


ふ…

これで黙らん男はおらん(多分)


さぁてこれから不幸な目に合うだろう弟or妹を見てくるか。


私は聖書を片手に駆け出した。


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