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心の死後 手の届く方の地獄で

作者: 夏透
掲載日:2025/10/23

「心の死後」


僕は死んでしまったのだろうか

心に穴が空いてくのを

気付かないふりをしていたら

ほんとうに感じられなくなった


僕は死んでしまったのだろうか

クラスの隅で飛び交う

誰かの何気ない一言が

徐々に刺さらなくなっていく

失った日々を取り戻そうと

努力すらしてこなかった僕を

時は残酷に引っ張って

僕と共に歩いてはくれない


僕は死んでしまったのだろうか

いい思い出達が 掛けられた言葉が

日に日に削られていくのを

ただ無表情で眺めているだけなんだ


僕は死んでしまったのだろうか

居場所なんてない牢獄の中で

逃げ場なく縮こまって生きてきた

寂しさも悲しみも忘れちゃったよ


何もせず生きてきた僕を

神は責めてくれやしなかった

僕は死んでしまえばいいのだろう

そう思い始めてもう数年

時が経つのは早いな

僕が消える日は、死ぬ日は…


僕は死んでしまったのだろうか

苦しみ重ねて生きてきて

それでもなお浮かぶ思い出

君の言葉がまだ刺さっている

僕はまだ生きているんだろうか

死と生の狭間で手を伸ばす

生きてる君の手を取ろうと




「手の届く方の地獄で」


僕は死んでしまったのだろうか

心に穴が空いてくのを

気付かないふりをしていたら

ほんとうに感じられなくなった


僕は死んでしまったのだろうか

クラスの隅で飛び交う

誰かの何気ない一言が

徐々に刺さらなくなっていく

失った日々を取り戻そうと

努力すらしてこなかった僕を

時は残酷に引っ張って

僕と共に歩いてはくれない


僕は死んでしまったのだろうか

いい思い出達が 掛けられた言葉が

日に日に削られていくのを

ただ無表情で眺めているだけなんだ


僕は死んでしまったのだろうか

居場所なんてない牢獄の中で

逃げ場なく縮こまって生きてきた

寂しさも悲しみも忘れちゃったよ


何もせず生きてきた僕を

神は責めてくれやしなかった

僕は死んでしまえばいいのだろう

そう思い始めてもう数年

時が経つのは早いな

僕が消える日は、死ぬ日は…


僕は死んでしまったのだろうか

苦しみ重ねて生きてきて

それでもなお浮かぶ思い出

君の言葉がまだ刺さっている

僕はまだ生きているんだろうか

死と生の狭間で手を伸ばす

生きてる君の手を取ろうと



迷うぐらいなら、生きて

死ぬのは確実な損失だ

たとえ自分の価値がなくても

この世界から消えるという事実は変わらない


迷うぐらいなら生きて

苦しいのはわかってるよ

でも行先も分からない地獄も

明日も分からない今の地獄も

大して変わりは無いだろ


だから迷うぐらいなら生きて

君が一人だけの地獄より

まだ僕がいる方の地獄がいいだろ

時の代わりに僕が手を引くよ

ほんとうの地獄は

君が嘆く言葉も拾ってくれやしない





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