表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

独立するって、本当ですか?  ~全ては婚約破棄から始まった?~

「ヴィクトーリア・テレジア・クロプシュ。お前との婚約を破棄する。」

 卒業パーティの最中に王太子の声が響き渡った。

 公爵家の力を使って………と始まった王太子の演説を会場の居た過半数の生徒は冷めた目で見ている事に気付いていないのは、王太子とその側近二人と彼に腰を抱かれた子爵令嬢だけだった。
 卒業生の婚約者として参加した者たちも、眉をひそめている。
 王太子が婚約者ではない令嬢と懇意にしている事を知らない者は王都には居ないだろう、と言うくらいには王太子のウワサは広まり、王家の求心力はただ下がりの状態だ。気付いていないのは王太子とその周りにいる人だけ。
 さすがに2代続けての卒業パーティでの婚約破棄は有り得ない。
 既定では伯爵家以上の令嬢とされている王太子の婚約者が、男爵令嬢、子爵令嬢と続く事にもつながるのだから。その事に気付いていないのは、お花畑の住人である王妃殿下と王太子殿下、そしてその側近と王太子に腰を抱かれている子爵令嬢だけ。

 果たして王家に未来はあるのか?

 だって、真実の愛と言う名の不貞なのだから。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ