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異世界への入口？？？

　長老は一瞬言葉を飲み込み、深いため息をついた。

「まるはちのしるしが洞窟の奥に刻まれておった。あれはただの記号ではない。異世界への扉なのではないかと噂されておる。大里がそのしるしに触れて以来、戻ってこなかったのじゃ。」

阿部祐一はその言葉に驚愕した。まるはちのしるしが異世界への扉だとしたら、それはまさに彼が追い求めていた『失われたジムニー』の伝説に繋がる重要な手がかりとなる。

「長老、その洞窟は今でも存在していますか？」阿部は緊張しながら尋ねた。

「そうじゃ、洞窟は今でもある。しかし、村の者たちは恐れて近づかない。何が起こるかわからんからのう。」

阿部は決心した。彼は洞窟を探検し、まるはちのしるしの秘密を解き明かすことを決意した。古代文字の解読と長老の話が示す方向へと進むために、彼は準備を整え始めた。この冒険がどんな結果をもたらすのかは、まだ誰にもわからなかった。