洞窟までの道と洞窟
長老と祐一は、洞窟までの険しい道を歩いていた。祐一は長老の背中を見ながら、板に書かれた謎めいた言葉が頭の中で繰り返し響いていた。険しい山道を進む中、彼らは深い森に囲まれた薄暗い場所にたどり着いた。
「ここがその洞窟じゃ」と長老は指差しながら言った。
洞窟の入口は自然の力で作られたかのように見え、苔むした岩がその歴史を物語っていた。祐一は慎重に足を進め、洞窟の中に入っていった。暗闇の中、彼の手には懐中電灯が握られていた。
「この奥に、そのしるしがあるのか?」祐一は長老に尋ねた。
「そうじゃ、まるはちのしるしはこの先にある。しかし、気をつけるんじゃぞ。この洞窟には古の力が宿っておると言われておる」
二人はさらに奥へと進み、やがて広い空間にたどり着いた。そこには巨大な岩壁が立ちはだかり、その中央にまるはちのしるしが刻まれていた。祐一はそのしるしに近づき、手で触れてみた。
「これが異世界への扉だというのか?」祐一は半信半疑でつぶやいた。
その瞬間、しるしが青白い光を放ち始め、洞窟全体が不思議な輝きに包まれた。祐一と長老は驚き、後ずさりした。光はますます強くなり、やがて洞窟の奥にもう一つの世界への入口が開かれた。
「これは…本当に異世界への扉だ…」祐一は息を呑んだ。
その先には、見たこともないような風景が広がっていた。青い空に浮かぶ不思議な島々、奇妙な生物たちが動き回る異世界が目の前に広がっていた。祐一と長老は、その光景に圧倒されながらも、一歩一歩その世界へと足を踏み入れていった。




