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#∞.Our story goes on


視線を感じる。

それが周囲にいる生き物達のものなのか、通りすがる人々のなのか、気にする余裕なんてない。


「本当にこっちであってるのかなあ……」


何度目かわからないほど見た地図を、また眺める。

道端で拾った地図は簡易的かつ手書きで、とても辿り着ける気がしない。

まるで、行けるかどうか試されてるみたい……


でも、いきたい。行かなきゃいけないんだ。

自分一人では、どうしようもできないことだから。


『来たれ!! 恋に悩む乙女達よ!! 勇気と自信がわく恋愛相談所はこちら!』


噂で、聞いたことがある。

恋愛相談所と呼ばれる、不思議な場所ができたと。

恋愛ごとに関してだけでなく、ささいな悩みや相談事も聞いてくれるらしい。

できた当初はみんな面白半分で行ったらしいけど、その後の話は全然聞くことがない。

本当に実績なんてあるのかなぁ……


「だから! 悪かったって言ってるでしょ!? そこまで拗ねなくてもいいじゃない!!」


そんなとき、声が聞こえた。

とある家から、女の子四人がでてきたのは。


「別に、拗ねてないわよ。あなたのその態度が気に入らないって言ってるの」


「まあまあ二人とも、ほどほどに。お嬢に言われて、ちゃんと納得したんだろ?」


「喧嘩するほど仲がいい、とは聞きますが……本当お二人は喧嘩が好きですね。正直、聞いている側としてはどーでもいいですが」


「なんですって!!?」


「あら、あなたは?」


四人の視線が、一気に向く。

こ、この人たち、魔王の側近の四天王!!?

こんな普通の街中に、普通にいるんだ! しかも声かけられちゃったし……

落ち着け、自分。こ、ここは冷静に……


「あ、あの、あ、あたい、ここに行きたくて……」


「ああ、ここか? それなら、今オレらが出たところだよ。ちょうどそこに行ってたんだ」


「え、そうなんですか?」


「店主は変わり者ですが、雰囲気自体はいいところです。……店主は変わり者ですが」


「本当にいくつもり? 悪いことは言わないわ、引き返すなら今よ」


「暇を持て余してるせいか、やけに最近絡んできてうるさいのよね」


揃いも揃って、やめさせようとするのはなぜだろう。

思うように言葉が出なくて、どうしようか体を縮こませてしまう。

そんな私に、ふとあのちらしの言葉が目に入ってー


「じ、実は私、好きな人、がいて……それで、あの……」


ここでなら、何か変わるかもしれない。

根拠はないけど、でもかわりたくてここにきた。

別に、どうなりたいとかはない。

ただ、誰かに聞いて欲しくてー


「なんだ、それなら早く言いなさいよ。待ってなさい、呼んでくるわ」


「えっ、あの……」


「恋愛事なら、彼女の右に出るものはいません。一応、評価だけは星四つです」


「なんだかんだ、好評なのよね。最初は物珍しげでくる人が多かったのだけど」


「みんなこう言うけど、実力は確かだから。話すだけでも、結構違うと思うぜ?」


四天王は不仲である。

就任されてすぐの頃は、そんな噂を聞いた気がする。

それが今では嘘のように、四人ともに行動しているのを何度か見かけたことがある。

しかも、恋仲の相手までいるとか。

そんな四天王が、揃いも揃って信頼を寄せるようになった相手なんてー


「はいはいはーーい! お待たせしました!! あるときは魔王の娘! あるときは四天王にこき使われる子供! 恋愛大好きリンネちゃんです! ようこそ、恋愛相談所へ!!」


金髪の綺麗な子が、にっと笑う。

彼女の言葉が、彼女の存在が、自分を大きく変えていくのは、また別の話ー



end

これまでのご愛読、本当に、本当に

ありがとうございました!!!


最後は本編や特別版より未来、

リンネが自立した形で締めさせていただきました。


連載期間は半年間でしたが、

それ以上の月日を彼女達と共にしました。

たくさん悩んで、たくさん寄り添って。


こんなに書きやすいキャラ達は、

おそらくもういないんじゃないかと思うくらい

思い入れがすごくあります。


またどこかで出会えることを祈りつつ……

本当に、ありがとうございました!!

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