王室にて
あらすじ
今までに佐竹王国は武田国と幾多もの戦をしてきた。
そんな中今の王国には佐竹という騎士とその部下たちそして五つ子である5人の女王がいる
そして今武田国が近隣の4つの国と同盟を結び5カ国同時に佐竹王国を滅ぼそうという動きがあると味方のスパイからの知らせが届いた
一:王室にて
コンコン
「高木です」
「入れ」
「失礼します」
高木とは味方のスパイのことだ。
「何事だ高木?
急ぎの用か?」
「佐竹様こちらに」
「どうした」
「落ち着いて聞いて下さい……。
武田国が周りの清水国と武藤国と今井国と江端国と同名を結びこちらに攻めてくる模様です」
「なっなんだと
それは真か」
「はいさようです」
「すぐに女王様に報告だ」
「はっ」
『まさかあの強敵5国が同名を結んで攻めてくるとは……
我が国はどうするべきか』
「女王様報告があります」
「何事だ」
「落ち着いて聞いて下さい。武田国が周りの清水国と武藤国と今井国と江端国と同名を結びこちらに攻めてくる模様です」
「それは真か」
「はい。我が国随一のスパイである高木が聞き間違えると思われますか」
「それもそうだな」
「今後どういった対応を取りますか」
「佐竹そなたは確か騎士だったな」
「左様でございます」
「ではそちが我軍の大将として自ら指揮を取り給え。そして軍の訓練もそちに任すとする。
我が国防衛のために尽力してくれ」
「承知しました
この御役目の重大さひしと感じ責務を全うします」
『どのように軍隊を指揮するか……
これをミスったら確実に国は滅びる』
「高木!お前には江端軍の対応を頼む」
「承知しました」
「俺は一番強い武田国と一線交える。高木はお前の軍の指揮を頼む。」
「そんなっ!佐竹さんは清水国を!」
「この国最強の騎士だ。」
「ほかのやつらを死なすわけには行かない」
「佐竹さん……
わかりました討伐し次第援軍に向かいます」
「頼んだぞ」
『清水国はどうする
あそこにはできるだけ軍を割きたくない』
『あそこは中野国から援軍を頼もう』
「高木
中野国に援軍要請を送れ。頼んだぞ」
「はっ」
『今井軍は俺達の部下に任せるか』
その頃連合軍は着々と準備や作戦を立てていた
「まずは今世紀最強と言われている佐竹の軍を武田国と今井軍このタッグで潰しにかかる。そしたら佐竹王国の宮殿はがら空きだ。その隙に清水軍と武藤、江端軍は各国一人ずつ女王を攫え俺達も少し軍を送り残りの二人は攫う。女王を人質に勝つ。いいか。作戦通りにな」
「承知しました」
「しかし中野国はどうしますか」
「案ずるな。手は打ってある。必ず援軍を求めて手紙を送るはずだ。だから刺客を送り王子に渡る前に受け取り捨てる」
着々と佐竹王国と5人の女王の身に危険が迫ってきていた
今回は第一話です
今後も配信していくのでよろしくおねがいします