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極東救世主伝説  作者: 仏ょも
2章・二学期~
51/111

簡単な設定②

矛盾点などが見つかったら色々修正する可能性あり

――人物――


名前:川上優菜 (13歳になった)

身長/体重:145センチ/36キロ

髪:黒のロング

目:黒


啓太の妹にして第三次救世主計画の被験者。


啓太と同じ女性から生まれているが、そもそも遺伝子操作された受精卵を体外受精によって移植しただけなので、遺伝子上は全くの他人である。


啓太は上記のことを知らず『同じ母親から生まれたんだから間違いなく妹』という認識である。そんな啓太に対し、優菜は自分と啓太の間に遺伝子上の繋がりがないことを知っている。


優菜にとって啓太は最も近くにいる異性であり、色々とこじらせた感情を抱いている。


もちろん啓太はそのこと()知らないのだが、なんだかんだでシスコンなので懐いてくれる分には大歓迎らしい。



――機体――


名称:草薙型

体高:5・9メートル

重量:15トン

武装

超鋼片手刀×1

超鋼盾 ×1

40mm機関銃×1


所謂通常型。対中型の魔物、及び対人型の機体を想定して造られた機体。

人間をそのまま大きくした形をしているため、操作性――操作のしやすさ――に優れている。

武装は用途や乗り手の技能によって重火器をメインにしたり、片手刀タイプ以外の槍やグレイブなどに切り替えが可能。

土木作業などができることから、重機としても様々な場所で需要がある。

キルレシオは、中型の魔物に対して、1:2とやや有利な判定となっている。


見た目はガンパレード〇ーチの〇魂号


~~


八房型

体高:3メートル

重量:10トン

武装

対中型用無反動砲×2

64mm榴弾砲

40mm機関銃


所謂獣型。対中型の魔物を想定して造られた機体。

外見は大型の虎や狼のような感じ。

四脚としなやかな動きから生じる敏捷性や機動力、踏破性が特徴。


上記の特徴を活かすため重量は軽くされているため、防御力が低い上に反動が強い武器は使えないという欠点を持つ。


重火器は背中や脇、口の中に仕込んでおり、これらはボタンを押すイメージをすることで発射されるので、この部分に限ればある意味ではコマンドシステムの先駆けともいえる。


武装は口に刃物を咥えさせたり、口の中に槍を仕込んだり、足の部分に刃物を仕込むことも可能だが、装甲の薄さなどから近接戦闘には向かないとされているため、基本的に近接武装は持たない。


見た目は超獣機〇ダンクー〇のラン〇ライガー


キルレシオは中型の魔物に対して2:1と、草薙型とは逆にやや不利の判定。


~~


量産型

体高:5メートル

重量:20トン(武装込みで25トン)

武装

88mm滑腔砲×1

80mm榴弾砲×1

40mm機関銃×1

大太刀×1

スクトゥム型大盾×1

ワイヤーアンカー射出機


最上重工業が製造した御影型試作二号機を接収した軍が財閥系企業に預けて造らせた機体。

対大型と対中型の魔物を想定して造られている。


御影型と同じく上半身が人型で下半身が獣型という歪な造形をしているため、機体に慣れている機士ほど見た目や操作性に違和感を抱いてしまうという欠点がある。


上記の欠点が影響しているのかどうかは不明だが、当初から満足に動かせる者はいなかった。そのため軍は量産型よりも操作性が悪いはずの試作一号機を駆って武功を上げた啓太に操作のコツを聞くことになった。


その際『神経を繋げる感じではなく、スイッチやボタンを押すような感じで、言うなれば機械として動かしている』と聞き、そこからコマンドシステムが採用されることになる。


ただし、量産型に乗ることになった機士たちが第二次大攻勢までのおおよそ2か月前後の訓練でモノにできたのは簡単な射撃とジャンプのみであった。


土壇場で柿崎中尉がジャンプ中の射撃や回避を想定した機動ができたが、彼は当該戦闘で「柿崎ぃぃ」してしまったため、まともに使える機士はいなくなってしまった。


ただし、当該戦闘に於いては2人の機士が相当の経験を積んだまま生存しているので、その成長や最適化のデータ如何によっては、今後は単体で大型を叩くことが可能なのではないか? と期待を寄せられている。


キルレシオは戦闘前は大型の魔物に対し1:3であったが、戦闘後は1:2に抑えられている。


見た目は頭部のない八房型に草薙型の上半身を乗せた感じ。


~~


砲撃用機体:与一


体高:2m

重量:5トン


武装

120㎜迫撃砲×1

もしくは

88㎜滑腔砲×1


所謂棺桶砲。見た目は戦艦などに積んである砲塔そのもの。

防御力も機動力も無視してただひたすらに撃つためだけの機体。


遠距離攻撃にも弱いし、接近された際にも抵抗ができないため棺桶砲の異名が付けられた。

通常運用時は、防御・警戒用に盾を備えた草薙型が何体かで囲む陣形をとる。


射程と攻撃力に全振りしているため、遠距離からの砲撃によって理論上は大型も仕留めることは可能だが、ピンポイントの狙撃などには向かないため、急所を防御されるとダメージを通せなくなるという欠点もある。


使用法として砲撃後即座に収納、その直後に八房型や輸送車両に乗って移動し、場所を移したのちに再展開という方法も取れるが、その手間をかけている時間があるなら継続して砲撃を行うことで対象を沈黙させた方が早いという結論が出ているため、狙撃を行う際以外の場合は数を揃えての一斉砲撃が基本となっている。



――魔晶について――


元は魔族の体内や魔物の心臓部にある臓器にして魔力の生成装置。


当然普通の人間には毒でしかないが、第一次救世主計画で結果を出した子供たちや、第二次救世主計画に協力した少年のおかげで各段に研究が進んだため、2056年現在は毒要素がかなり薄れている人造魔晶が使われている。


基本的な大きさは2センチ四方程度で、適合者の体内に埋め込まれる。

魔晶を体内に入れるかどうかに関しては、一般人の場合は完全に任意だが、武家の場合は強制である。


殆どの場合は3歳になるまでに埋め込むことになるのだが、どうしても適応できない者もいるらしい。

武家の場合、通常の随伴歩兵となる以外の就職先が認められなくなる。


差別と言えば差別だが、そう言った制約を自主的に課しているからこそ軍閥はその存在を認められているので、反対意見は存在しない。(反対しても黙殺される)



――魔晶の適合率について――


魔晶には適合率と呼ばれるものが存在する。

魔晶との相性とも言い換えられる。


15歳くらいまで成長する。


この数値が高ければ高いほど機体との連動率や経験値の吸収効率、機体の成長・最適化の効率が変化する。


また。魔晶の中に収納した際に生じる重量の軽減率も変動するとされている。


分類として大きく分けて5段階が存在する。


第1段階:0%。適合できなかった者。

全体の99%はこれ。中型以上の魔物と出会ったら死ぬしかない。


第2段階:1%~19%。最低ラインの適合率。

全体の0・8%に相当する。極々少量ではあるものの魔力を宿すことができるので、頑張れば中型の魔物も打倒できる。最上重工業が製造している魔晶対応型の強化外骨格はこのラインにいる面々を対象にしている。


ちなみに第一師団にいる剣聖の適合率は15%で、第二師団の芝野雄平は18%である。


第3段階:20%~39%。魔晶の機能を使えるようになるラインの適合率。

全体の0・15%に相当。収納機能が使えるようになる。重量の軽減は1/500程度

軍学校ではC、Dクラスに割り振られる。

機体に乗っても満足に動かせないため、軍には砲士として配属されることになる。


第4段階。40%~69%

全体の0・04%に相当。機士としての標準値。重量の軽減は1/1000程度。

軍学校ではBクラスに割り振られる。主に八房型に乗ることになる。

ちなみに小畑健次郎の適合率は68%で機体も草薙型を受領しているが、Aクラスにいる理由は家の事情で底上げされたため。機体は学校ではなく実家が用意したものである。


第5段階。70%以上。

全体の0・01%に相当。機士としては上澄み。

その中でも80%を超える者は少ない。

軍学校ではAクラス。主に草薙型に乗ることになる。

重量の軽減は1/1000~1/2000(ただし1/2000は理論値)


Aクラスでは

久我静香が83%

武藤沙織が80%

藤田一成が81%

五十谷翔子が78%

笠原辰巳が71%

田口那奈が76%

橋本夏希が74%

福原巡嗣が77%

小畑健次郎が68%

綾瀬茉莉が73%

である。


五十谷翔子の付き人である坂崎恵美の適合率は72%であったが、大人の事情によってBクラスに割り振られている。


ちなみに第二師団の佐藤泰明は久我静香と同じ83%。

もし二人が戦った場合は、純粋な技術とこれまで蓄えてきた魔力と実戦経験の差から佐藤泰明が勝つ。


噂の変態こと川上啓太の適合率は驚きの96%。


本人は『前世と合わせて二人分だから高いのは当然』と軽く考えているが、妹の優菜も89%という極めて高い数値をたたき出しているため、周囲の研究者からは『遺伝子ではなく環境が要因なのでは?』と考えられている。


ちなみに第三次救世主計画の被検体の平均値は70前後である。



閲覧ありがとうございました

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