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暇つぶしに、ガチャガチャしたら? 可愛い女の子が僕の彼女になってくれた!

作者: 七瀬
掲載日:2021/11/27








僕の人生は、ずっと冴えない人生だった!

僕は地下アイドルの大石せりなちゃんが大好きだ。

僕の友達も、僕と同じ地下アイドルグループが好きで!

彼は東田みとのちゃんが好きなんだ。

僕の推しのメンバーカラーはオレンジだよ!

僕はブンブン彼女の為にオレンジ色のペンライトを振りまくる。

写真も拍手会も参加する為に、彼女のグッズも買いまくるんだ。

でも? どうやら、“彼女は僕をファンとしてしか見ていない!”

大手のアイドルグループなら? その可能性も低いと思うけど?

彼女は【地下アイドルグループ】の一員だ。

僕だって! 彼女の彼氏候補に選ばれてもおかしくないと思っている。

それなのに、彼女ときたら? 僕をファンとしてしか扱わないんだ!

それが悲しすぎる。

もう少し、僕の事を男として見てほしいのにさ。

まあ、気長に彼女の気持ちが僕の方へ向くのを待つしかないけどね。







・・・そして、今日は彼女がステージに立つ日。

彼女がいるグループがライブをする日なんだ。

僕はまた、有休を使い彼女のライブに足を運んでいた。

だけど? ライブがはじまる時間まで少し時間があったから

僕は街をブラブラしていたら? そこに珍しいガチャガチャが置いて

あったんだよ。

僕は暇つぶしに、1回だけガチャガチャをやったんだ。

僕はガチャガチャに夢中になっていて、ライブの時間に間に合うか

ギリギリの時間になっている事に気づいて、ガチャガチャの中身も

見ずにリュックに入れて会場に走って向かったんだ。

まあ、何とかギリギリライブが始まる前に着いて一安心していると?

僕の推しのせりなちゃん達がステージに出てきて一人ずつ挨拶をはじめる。

彼女は僕に気づいて、小さく僕に手を振ってくれた。

僕も思わず小さく手を振り返す。

そして、ライブがはじまった。






 *




・・・ライブが終わり。

彼女達が僕達を見送ってくれ、笑顔で手を振ってくれる。

僕も推しのせりなちゃんと目が合い、彼女から“また来てねバイバイ”

と言ってもらい家に帰る。






僕はバスで家の近くまで乗ってそこから歩いて10分のところに

僕の住んでいるマンションがある。

僕の部屋は、6階の607号室の部屋だった。

エレベーターで⑦を押し、部屋の前で家の鍵をリュックの中から

探していると? ガチャガチャの入れ物が出てきた。

そこであの時、買ったガチャガチャの事を思い出す。

部屋に入り、僕はガチャガチャの中身を見るためにあける。

そうすると? ③番という番号と可愛らしいお人形のような女の子

の全身制服姿の写真が写っている写真が入っていた。

僕は何が何か分からず、部屋の隅にガチャガチャの中身を置いて

お風呂に入る。

お風呂から上がって来ると? すっかりガチャガチャの事は忘れて

遅い晩ご飯を食べてそのままソファーに横になりテレビをつけて

眠ってしまった。






・・・僕はぐっすりと眠っていたが、女の子の声で目を覚ます。




『良助くん! 良助くん!』

『・・・うん? 誰?』

『私、③番です!』

『・・・③番? えぇ!? あぁ!? 君は?』

『はい! 良助くんが、私を買ってくれたじゃないですか!』

『まさか!? ガチャガチャの写真の女の子なの?』

『はい! 私の名前は葛西あおです。』

『でも、なんで? ガチャガチャの写真の女の子がここに?』

『読んでないんですか?』

『えぇ!?』

『“恋人が欲しい男性はガチャガチャをやろう!”って書いて

あったでしょ! 見てなかったんですか?』

『・・・い、急いでたから見てなかったよ。』

『まあいいですよ。今日から私が良助くんの“彼女です!”』

『いや? 僕には好きな推しがいるから。』

『“推し?”』

『地下アイドルグループの子なんだ! 名前は、大石せりなちゃん

って言うんだよ。』

『“じゃあー私のライバルですね!”』

『えぇ!?』

『良助くんを取り合うライバルじゃないですか!』

『・・・い、いや~そういうんじゃないんだけどね。』

『えぇ!?』






まあ取り合えず、彼女と僕は共同生活を始める事になった。

彼女は帰る場所がないと言うし。

僕の推しの大石せりなちゃんに絶対に会いたいと言い出した。

僕は仕方なく、彼女をせりなちゃん達が出るライブに連れて行く。

僕の隣に居る女の子にせりなちゃんは嫌な顔をした。




『ねえ、良助くん? 隣の女の子は誰なの?』

『私の名前は葛西あおです、良助くんの彼女です!』

『えぇ!?』

『えぇ!?』

『そうなんですよ!』

『・・・いや、そうじゃないんだけど、そうだといえば、まあ、』

『何よ! 良助くんは私の事が好きだって言ってたじゃない!』

『そうだよ! 今だって好きだし、気持ちは変わってないんだ!』

『そんな言い訳やめてください! 私達付き合ってるのに!』

『・・・あぁ、い、いや? 違うんだって、せりなちゃん!』

『もう、良助くんなんて嫌い!』

『・・・せ、せりなちゃん、』








今後、僕はどうすればいいのかな?

せりなちゃんは、僕の事を恋愛対象として見てなかったくせに。

彼女の存在を知ると? 態度が急変した。

あおも、僕の事をはっきり“彼氏”と言うし。

僕は何気に、“二股”をするような男なのかと自分が情けなく

感じてしまったんだ。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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