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ARVRL  作者: ラス
29/34

ARVRL29

ラズ「では今日の気まぐれ1問。"ノーベル平和賞"について昨日に引き続き触れるわね。」


ラド「僕も称えるべき賞だと思っているよ。昨日、ノーベル平和賞の本部の方から詳しく教えてもらったんだけど、多分授賞式に参加するのはアズとリーシャだと思うよ。」


ラズ「ええ。アズは私たちのリーダーであるし、リーシャは序列的に次席ですから。ほら、ARVRLの文字も2文字目はリーシャのRですし。」


ラド「え?!そうなの?てっきりラズかと思ってたよ。」


ラズ「私は4番目よ。まあこの順番は学科順なのだけれど…。」


ラド「ああ、言われてみれば。僕はよく隅っこに置かれがちだから何も考えず納得していたな。だいたい学科序列は空学部A学科、空学部B学科、宙学部1学科、宙学部2学科、天学科、暗学科の順だよね。」


ラズ「ええ。私の親の代からそうよ。序列があるといっても移動や整列で便利なだけなのだけれど。」


ラド「そういえばアズなんかは全てソラって呼んでいるけれど、だいたいの生徒は空学部だけソラって読んでいて、他は別の読み方をしているよね?宙はチュウ、天はテン、暗はアンって。」


ラズ「アズは生徒会長ですから毎朝の朝礼挨拶での正式名称呼びが身についているんでしょう。」


ラド「あー確かに。朝礼のアズもかっこいいよね。年下とは思えない。」


ラズ「笑そうね。まあとにかく授賞式の日は私とラドは用事がありますし、生徒会の誰かは必ず寮にいないといけないということだけ伝えたかったの。」


ラド「うんうん。」


ラズ「それで、授賞式の個票なのだけれど、アズはアズライト、リーシャはシリシャスシストで呼んでもらうことにしたわ。本名は私たちも知りえないものだから抵抗があって、授賞式の関係者様もそれがいいと言ってくださったので…。」


ラド「んー、まあ言ってもいいんだけど、社会が揺らめくかもしれないと考えると少し不安でね。あっ、それと賞金やそのほかの贈り物は全て辞退させてもらったよ。賞金を寄付しようにもどこにするんkが1番いい選択なのか分からなくて。影響力のことも考えると少し動きづらいところもあって…。」


ラズ「何とかみんなのもとにも行ってみたいと思ってはいるのだけれど、まだ厳しいところが多いので。安心して行くことが出来るときまで待っていて欲しいの。」


ラド「ああ。俺らは俺らのリズムでやっていくから心配しないでいてね。じゃあ今回はこんくらいで。」


ラズ「このくらいと言っても過去1番話た気がするけれど…。」


ラド「笑。ユナのことを打ち明けたのは大きかったかな?」


ラズ「そうね。ではsee you againー.」

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