ハガキ
ハガキが来た
道の向こうの 小学生から
小学生は 中学生になって
自転車に乗って やってきた
その自転車は 漕いでも漕いでも 進まなくて
それは チェーンがないからだった
だけど 彼は満面の笑みを浮かべて
ぐるぐる漕いでいる
倒れるのもわかっている
それでも漕いでいる
とっても楽しそうに倒れたので
僕もこっち側で倒れてみせた
そこには水溜りがあって
僕はずぶ濡れになった
今日は暑くて とても爽やかな気分になった
だから そのまま水溜りの中に潜って 海につながる道へ出た
あの時のハガキに その時のことが既に書いてあった
その小学生は私だった




