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【SF】異世界開拓団 ~ 人類創生から始める異世界生活  作者: えどまき
第二章 始祖期 ~ 異世界に神サマなんていません。ただし……
48/48

2:22 Epilogue

司令官日誌(コマンダーズ・ログ) アルフレッド・フォレスト

西暦  Jul.28.20xx

新界暦 000.637.02.11


 本日、新人類の子供達九人が無事生まれた。現在のところ、健康状態も問題ない。


 乳児を迎える環境としては最低限のところはクリアしているはずだが、いろいろと要望も上がってきた。おむつは十分な数を用意していたつもりだったが、余裕があったほうがいいと追加の発注があった。石鹸については、もう少し肌に刺激の少ないものが欲しいということで、技術部で検証している。

 ティシュペーパーの要望もあったが、こちらは生産工程やゴミ処理手順など含めて検討が必要そうだ。

 なお、離乳食は生後六ヶ月からということで、現在豆腐モドキ(スード・トーフ)をベースに改良を試みている。


 一つ困っているのは、彼らの名前をどうするかだ。

 名前を団員から募って選考するのか、それとも名付け親役を選んでその人に考えてもらうのか。あるいは全部私に任せてしまえという乱暴な意見まであって、未だに結論が出ていない。――一人二人なら私が決めてもいいが、今後まだまだ新人類は増えていく予定なのだ。私一人で決めていくのは無理があるだろう。

 さらにはどの言語系の名前にするのか、一部地域にあるような独特の名前付けルールは勘案するのか、宗教由来の名前は是か非か、姓はどうするか、などといった問題まであり、考えていくとキリがない。

 いっそのこと、考えられる名前をリスト化しておいて、コンピュータで無作為に選んでもらうのが一番無難なのではないか、とさえ思える。

 この問題は、遅くとも一週間以内には結論を出さねばならないだろう。


 もうじき開拓を始めてから六年。ようやくここまで辿り着いた。新人類創生という一大目標に到達したことで、団員の間でも空気が変わり、活気を取り戻しつつある。

 しかし、ここはまだ道半ばであり、山をひとつ越えただけである。道のりはまだ遥か遠く、ここからが本番の難所でもある。

 気を引き締めていかねばなるまい。





Day 2,144


NEWHORZ POPULATION: 9


 お読みいただきありがとうございます。


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