プロローグ
これから頑張りたいと思います!
温かい目で見てください!!
人がボッチになるきっかけなどありふれたものだ。
新しい環境に馴染めない、友達との喧嘩、身体的特徴のせい、そしていじめ。俺の場合このいじめでボッチへとなってしまった。
これは小学生の話だ。
小学生というか少年期は大体が純粋無垢であり、思ったことは言ってしまうし行動してしまうのが殆どで、おれもその1人だったことは間違いない。
当時小4の頃。毎日のようにクラスの男子にいじめられてた少女を見ていた俺はその少女の哀れな姿に黙っていられず、怒りに身を任せそのいじめていた少年たちへと殴りかかっていた。
3対1の数的不利があったもののボロボロになりながらどうにか勝った俺はなんとか少女のいじめを止めたのだ。
当時の俺はそれだけで自分が少女を救ったヒーローの様に思えて無邪気にそして自分は強いんだと言う自信を持ってしまう。
翌日その殴った男子生徒の小6の兄たちも含め俺は体育館の裏に呼び出された。
その時は上級生相手にも勝てるだろうと高を括っていたがそれは大きな間違いで、自分より一回りも大きな上級生にビビった俺は結果ボロボロにされ、それ以降上級生とその男子達のいじめを約1年半もの間受け続けることになる。
1年半にも及ぶいじめで俺の精神共に擦り切れ、腐った魚のような目をし始めた頃さらに深刻化させた事態が起こる。
その日も何時ものようにいじめにビクビクしながら学校へと登校し、教室へと入った時に俺の心は砕けた。
そこには机の上に一輪の菊の花が置いてあり、そばには俺の首らへんからから破られていた写真が複数枚机の上に無造作に置かれ、最後には黒板に俺の名前をデカデカと書かれ周りに死ねという文字が余すところなく書かれていたのだ。
呆然とした俺の姿を嗤う声が廊下から聞こえゆっくりと首をさながら後ろにいる幽霊を見るように振り向くとそこにはいじめてきた男子生徒と今まで親友だった友人たちが俺を嗤っている姿が目に飛び込む。
そこで俺の意識はブラックアウト、つまりは気絶しようやく俺へのいじめが先生そして親たちへと知らされたのだった。
あまりのショックに病院へと送られた俺はその後そのいじめのせいで人間不信そしてストレスで髪の毛が真っ白になり、いじめられたことに憤慨した親はそのいじめていた子供の親に謝らさせ、間も無く俺は学校を転校したのだ。
次の学校でも俺は人間不信のせいで人を毛嫌いするようになり、学校でもよく孤立するようになる。
そんな状態のまま年の月日が流れ、俺 孤神 一火は今年で高校二年生へとなり新たなる物語へと巻き込まれてゆく、今はまだそのことさえ知らない。
読んでいただきありがとうございます(=゜ω゜)ノ