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昔とった杵柄をみせます!

 息を大きく吸い、少し目を閉じる。

 焦ってもろくなことにならないのは、この数時間の間に充分すぎるほど経験させてもらった。


 マルセインは当初から、僕に対してある程度の情報を求めて種集もしていたのはわかっていた。ギルド内で持ってきた飲み物の中にも、自白剤に似た誘引剤(ゆういんざい)のような何かを混ぜていたぐらいだ。

 残念ながら、あの程度なら耐性がついていて効果はでない。ヴァルとのやりとりも、こちらに情報を与えつつ、逃げ出さないように少しずつ信頼という鎖を巻いていた。僕の興味を引きつつ、マルセインの陣営の中にいるように錯覚させるのだ。情報の共有とは、そういうやりかたもある。

 体つきから、戦士系のようにみせているが、足運びがとても静かだったのも気になっていた。


 この手の人間は僕の周囲にもいる。


 ビフレストに、暗殺を生業にしている集団がいた。そういう職を必要としなければならいこともあるのが政治だ。いずれ僕も利用することがあったのかもしれないが、僕と彼らの出会いは城下で流行った病を治療したときだ。


 その病は、下手をすれば国が傾いてしまうほどだったかもしれないほど、例をみない奇病だった。 

 あるときから前触れもなく咳が続き、少しずつ衰弱していく。その病の原因は肺に巣くう寄生虫型の魔物だった。元々は、木の中にいたのが、木こりなどが木を伐ることで、魔物が空気中に飛散し、それを吸い込む。そして、肺の中でどんどん増えて、宿主の肺の中で繁殖と淘汰を繰り返して、大きな一匹の虫となって宿主を食いやぶってでてくる。

 最初の被害者が医術院で確認されたとき、その魔物での被害も多く出たのだ。

 外科的処置として始祖神の陣を使っても、あまりにも被害が拡大しすぎていた。普通に何匹も処理をしていても、患者と医術者の比率がどんどん、患者が増えることで崩れていってしまった。

 最悪なことに魔物が変異をして、患者の呼気内にも多く含まれるようになり、一人を治している間に、十人も新たに感染しているのだ。空気感染に気づいたときには、手遅れ寸前にまでいきかけていた。


 たまたま、僕の研究を知っている魔女の一人が僕に助けを求めたのは、医術者からも感染者が出始めたころだ。そのときの僕の研究は、体内の毒素を殺す作用の成分を対象としていた。

 結果からいうなら、みんなが研究成果を出し合ったことで、肺の中で寄生虫をいぶしだし、吐き出させることができる薬や、体内除去の方法がみつかったのだ。

 調香師を生業としている、メドューサが虫除けの香を作ってみせたのがきっかけとなって、虫の嫌がる臭いと、好む臭いを抽出して虫を一か所に集めて処分する処置をすることにしたのだ。

 僕は巣が作られた肺の中にたまった毒素をなくす治療薬と、奪われた体力を作る強壮薬を作ったぐらいだった。


 国中が安堵して、しばらくして、一人の痩せた男が僕の前にきて、頭を下げて頼んだのだ。


「村を救ってくれ」


 僕の寝室までこれたその男はただ者ではなかったけど、それよりも患者がいることが気になった。そのまま彼についていった村は、悲惨だった。

 焼けた家屋に、人の焼ける臭い。風に紛れて聞こえるうめき声。ときおり、肉を潰すような音と、出火しだす家屋。

 患者も、思わず目を背けてしまう有様だった。治療を行っていないのかと尋ねれば、寄生虫に薬が効かないと男がいう。それどころか、魔物が変異してしまい、体のあちこちに虫が巣を作ってしまっていた。肉が潰れる音や、急に燃え出した家は、手遅れになった者が、自ら家に火を放って魔物を焼き殺している光景だったのだ。


 五百人以上いたらしい、大きな集落だった村も、半分程度まで生存者はいなくなっていた。僕がついてきた男は、たまたま長期で外へ仕事をしにいって報告で戻って村の惨事を知ったそうだ。


 虫の変異は、彼らの体が原因だった。

 暗殺者はあちこちに毒を仕込み、毒に耐性が強かった。それも何世代にも渡ってだ。そうすることで、次世代が毒や病に強くなっていく。その彼らの中に、寄生虫型の魔物が入り込んでしまえば、魔物は彼らの毒にやられる…だが、肺の中で繁殖し、淘汰しあうその性質が魔物を急激に進化させることとなったようだ。

 処方した薬がまったく効かなかった。なにせ、もうその魔物は種が異なっているのだから。ただ唯一、僕が作った毒素をなくす薬が少し効いたので、僕を城から連れ出したそうだ。

 毒の塊のようなそれに効く薬を再度研究しなおすような時間はないようなほど、村人たちは限界だった。


「俺はどうなってもいい。村の生き残りと…娘だけは助けてくれ!もう、俺にはこの子しか…!」


 男の家族は、全身の皮膚の下に虫が這いまわっている娘しかもう残っていなかった。

 隠れ里らしく、人も連れてこれない。それでも助けてほしいと頭を下げる彼に僕は全力で答えた。


 四日ほど寝ずに、一人ずつ虫を出しては、毒素の塊となっていた虫をかなり薬効を濃くした薬に付け込んで殺すという作業。

 いやぁ…死んだ母上がみえたね。全部の治療を終えたら、一週間ほど寝込んでたし。

 男…里長が首になって目の前にいたら、嫌だったから、起きたら沙汰をするように父上に頼むように手紙を書いて寝込んだけど…もう、あんなことしない。成人前で、ちょうどかっこつけたい年頃だったんだよね。十五歳ぐらいって、英雄願望がついでちゃう年頃だしね。

 今では、城にくる暗殺者は皆無だし、ゲールにも暗殺者はこなくなった。まぁ、ゲール本人も強いけど、専門家が味方だと安心だよね。しかも、給与はいらないとか、国にも優しい暗殺集団だ。


 あ、娘さんは僕とよく話してくれる女中さんになってくれている。たまーに、寝室に侵入しようとするから、これがほんとの曲者ってね!


「おい、兄上。出てる出てる」

「え?何が?」

「…女中が寝室にとかぶつぶつ出てるぞ」


 ゲールが呆れたようにいう。というか、頬杖つくなんて、行儀が悪いぞ?

 しかし、危ない、危ない。また癖がでていた。


「それで?女中もいるようないいところのお二人さん。話してくれるんだろ?」


 マルセインが、にやっと笑っていうが触れないでください。恥ずかしい。

 まぁ、彼らのような影に生きている人物ではなく、そういった教育を受けてきた人間に、嘘は通用しない。嘘の専門家でもあるわけだからな。

 そんな人たちを相手にする方法は一つ。嘘はつかないことだ。


「そうですね、僕が話します。ゲールはこのようにまだ幼いので」


 おー、目が怖い。あとで謝ろう。

 途中で、割り込んでこないようにしておかなと、話が破綻してしまうからね。見た目が子供に見えるなら、この言い訳も通用するだろう。


「いいところの…は正解です。僕たちは身分がある家の者です」


 ゲールがぴくりと、眉を動かすが、黙るように目を向ける。

 マルセインたちは納得したように頷く。彼らもそう思っていたことだからな。


「が、没落したのです」


 僕の言葉に、みんなが僕に注目をする。

 ここからが肝心だ。

 嘘は吐かない。


「僕の祖父はなかなかのやり手で、父もやり手でした。ですが、父は自分の財産のほとんどを母に貢いだのです…母は元は魔女の系譜だったらしく、研究にお金をかけてまして」


 魔女は研究が好きだというのは、ゲル爺の話からも知られているだろう。医術が使えるのだから母上が魔女の関係者であったことにすればいい。

 それに、研究にお金をかけることの生き証人がちょうどこの場にいる。


「なんで、わしをみるんじゃ?」


 わかっていないのはゲル爺を知らないゲールぐらいのもんだ。あとで、このお爺さんの話を…いや、追われたことは隠しておこう。復讐しに行く可能性しか考えられない。

 やられたら、徹底的にやりかえせ!

 なんて、お爺様が教えるから、すっかり好戦的に育って…あ、僕もやり返す主義か。


「…まぁ、そういうわけで、父の財産はなくなってしまい、修行もかねて僕が出稼ぎにでてきたのです」


 そういって、顔を伏せる。嘘はついていない。

 お爺様も父上も、少ないけど僕も個人の財産を持っている。

 父上個人の財産が消えたのは、母上の研究素材とか、魔道具とか、本とか…研究素材の調達という名目の旅行でなくなったということで、父上だけは没落している。

 まぁ、母上と結婚してからは魔王の統治が忙しすぎて、小遣いを稼ぐ時間もなかったそうなので、時間があったらまた貯えをしていただろうけど。


「なんで、最初からいわなかったんだ?」


 マルセインが、自分の持つ情報から、嘘がないと判断したようだ。実際、嘘はいっていなからね。


「身の危険…もありますが、家の方針で自分で稼ぐときに家名を使ってはいけないという掟があるのです」


 これも本当だ。小遣いを稼ぐなら、王族とかは隠して稼ぐように。お爺様とかは、武者修行とかで稼いだり、父上は物の売り買いで稼いだり、僕が薬で稼いだりもしてきたが、名前をだしたことはない。本当に時々城下で『覆面の道場破り』とか『物価の錬金王』とか『奇跡の御業』とかいう人たちの噂をきくこともあるから、そうやって稼ぐ人たちもいるのだろうしね。


 僕の使った『導きの羽箒(はねぼうき)』が、旅と商人の神の加護があるっていうのも、ご先祖に魔王よりも商人として大儲けしちゃったという人がいたからだ。このご先祖様は、他国で商いをしだして、それが大成功してしまったというとんでもない人で、小遣いの範囲を超えてしまったから、隠居してからは諸国漫遊して散財していたぐらいだ。そのとき、気に入られたかなんかで、手に入ったと、宝物庫の目録に書いてあった。お金は使ってこそ回るものだしね。そのお店も表の名義は違うけど、本当の名義は子孫の僕になっている。経営は任せっぱなしで顔は一回しかだしたことがないけどね。


 売り上げのいくらかは、医術院とか孤児院の経営に使うから、完全に切り離してはいない。ただなんか、嚙みそうになる家名を使ってんだよね。名前がミィチャーリ?だったかミュチュアーリ?で、家名がエエチュゴノチュリムエーン?だったかな?初代店主の偽名。うろ覚えなんだけどね。


 そんな僕の家の掟が気になるのか、マルセインが声を押さえて尋ねてくる。


「それを破るとどうなるんだ?」

「死にます。そういう『契約』をしていますので」


 正確には『死にたくなるほど恥ずかしい話を国民の前で暴露する』という『契約』を始祖神へと明記してある。

 破いた王族は今のところいない。もし破ったら、話す前に死んでやるってみんな思ってるし。王族から抜けて臣下になった人が一番に喜ぶのがこの契約の破棄だからね。ちょっとした領地の関係で金銭のやりとりがあるんだけど、王族だと賄賂も『契約』を破ることになるからね。社会的に死ぬか、肉体的に死ぬかの違いだけど、みんな恥ずかしい話を持ってるもんだ。

 僕のは墓までもっていくつもりだけどね!


「そんなに重い『契約』をしているの?神前形式なのぉ?」

「そうですね。しかも、生きている親族の連名で」


 ヴァルが驚きすぎて、吸おうとしたパイプを落とす。

 もうね、王族は少ないとはいえいるわけだ。契約の署名をするとき「お前もこれで本当の王族だ」なんていうから、そんな重責がって思ったら、内容がそんな感じだったので「お前もこれで道連れだ」って意味にしか思わなかったけどね。凄い神聖な儀式つきだったし。

 もちろん、ゲールも強制で『契約』させてある。存命だった父上や、まだ歩けた叔父上が喜んでいた。理由はまぁ、仲間の大切さを学べるよね。


 これも本当であるから、マルセインは真実と判断するだろう。


「それなら、家名は聞けないわねぇ」

「そうなのか?文字に書くとかはどうなんだ?」


 そうマルセインが提案するが、僕の家名を知りたいのが本音なのだろうな。それをどう利用するかはわからないけど、知られるわけにはいかない。


「馬鹿いうんじゃないわよ。神前形式な上に、一族の連名なんてねぇ、普通は国同士の『契約』と同等よ。破れば確実に執行されるのよ?文字って抜け道も結局、知られるってくくりの前じゃ無意味よ」


 そういってヴァルが僕をかわいそうな目でみてくる。

 絶対に破らないようにしよう。

 ちなみに、ゲールが何も気にしないのは、小遣いが必要ではないからだ。お爺様からは骨董の趣味は受け継がれなかったらしい。メリューも研究というより、補佐の方が好きな魔女だったから、そんなに小遣いはいらないのかもな。まぁ、破ることはないだろう。


「それで、なんで弟が迎えにきてんだ?」


 ヒューブが会話に加わってきた。

 その疑問は僕も本人にききたいところなんだけどね。僕を連れ戻す必要ってほんとないよね?あ、商店の名義を変えてないから、商店の話をしたときに名義を変えてやろう。

 しかし、追ってきた理由…適当にいってもいいかな。わからないし。


「弟は心配性なんです。僕は一人でも生きていけますし、仕送りもするつもりだったんですが、どうも信用していなくて」

「だってー、お兄ちゃん。変なところが抜けてて、いきあたりばったりなんだもーん!」


 あははは。って笑うが目がいっている。

 勝手に変なことに巻き込まれていそうだから、自重してくれ。

 と。

 それについても、謝罪したい。何度か巻き込んだからな。でも、巻き込まれたこともあるがな。八割お爺様の後始末だったりしたけど。


「そうか…で、この街でどう生きていく?」


 マルセインがようやく腑に落ちたというような表情になっていた。

 この手の人間を信用させるなら、相手が持っている情報と、それに合った真実を話せば、勝手に話を作ってくれる。女中から教えてもらって話が役に立った。

 それに、本当のことを語るなら得意だ。語るというのは、魔王の仕事の一つでもあるし、ゲールが小さいころに絵本を読んでやったり、医術院に行ったときや、孤児院に行ったときに、子供たち相手に絵本を読んでやったりしたのも、地味に鍛えられてるのかもしれないな。

 しかし、どうやって生きていくか…決まっている。


「僕は…本当の薬師として生きていきたいです」


 僕はそのために魔王の地位を捨てた。重圧に負けて、もうそれでしか生きていけない。

 それ以外、僕は生きていていいのか…わからない。


 僕の目をみて、しばらくマルセインは無表情だったが、ほんの少し、困ったような表情を浮かべ、それを得すような本当の笑顔をみせた。


「そうか…なら、俺は保証人としてお前たちを見守ると誓おう」

「あ、ギルドの仕事もしてくれると助かるわ…ルーフェちゃん向きなのもあるのよぉ…弟君の方は、えっとぉ…ゲール君っていったかしらぁん?ルーフェちゃんよりも男らしい目つきで…将来いい男になるわねぇん…ぜひベッドで格闘しましょうねぇん…あたしで階段を登ってもいいわよぉん」


 ゲールの腕を机の下で掴む。

 はーい、剣はしまっておいてね。ゲル爺も、身内なんだから、そっと目をしらして、他人のフリしないでね。


「おい、ヴァル子供を誘うな、捕まれ」

「将来的な話よ!…でも、どうしましょうねぇ。見習い枠でギルドに加入できるけど…身の安全を考えたら、入る方がいいわよ?」


 僕の弟だから、医術が使える。そう思われるかもしれないということか。

 でも、残念ながらその才能はないんだよね。料理もできないし、ちょっとした細工も作れないんだ。そのくせ、包丁を研ぐのは上手いんだよね。母上やメリューは料理もできたから、僕もできる。調合とかも料理のようなもんだしね。

 ゲールの料理はやばい。それに、入られるのはちょっと困る。


「あ、ゲールは別にい」

「俺も入るー!」


 僕の言葉を元気いっぱいという演技で遮った。

 目が死んでるから、演技もそろそろ限界かもな。


「いや、ゲール。入ってもいいことないよ?仕事するんだよ?」

「んっとねーお兄ちゃんがねー…その仕事をいい訳にどっかに行きそうだなぁ…って思ってね!俺、そばにいるようにしたいんだぁー!」


 ばれてる。所々低く話したけど、その直観は捨てて欲しい。

 いや、カードがあればわかるっていうなら、このギルドカードの術式を解読して、ちょっといじれば、僕の居場所がかく乱できるなぁって思ったのと、もろもろのことが片付いたら、適当な仕事を受けて死んだことにして、次の場所へ転移しようかと思ったのだ。

 ゲールは放置で。


「いや、危ない?かもだし」

「俺、お兄ちゃんより強いよー?知ってるでしょー?…ダメなら、大掃除でもいいんだよぉ?」


 思わず頭を軽くたたいた。

 だから、国を地図から消そうとない。そういう大掃除はしなくてもいいことだって。

 僕たちのやり取りをみんなが笑う。


「やだわぁ!そんな危険な任務を任せるわけないじゃないのぉ!ルーフェちゃんやゲール君へは、とぉっても簡単なお仕事しか回さないわよぉ」

「変なおじさんのところで、裸になるとかはやめてねー。すっごい嫌なんだぁー」

「目つきが嫌だったもんなぁ。思い出したくないけど」


 期待の芸術家とかいう触れ込みの絵描きを城に呼んだときの話だ。

 成人前の僕たちの肖像画を描くというから部屋に行ったら、脱いでくれといわれたな。当時、僕は十六歳で、ゲールは十一歳だったからなぁ…こいつなにいってんだと僕が口に出す前に、ゲールが袋叩きにしたんだった。

 期待の芸術家ではなく、奇態の芸術家…擬態のゲイジュツカだったようで、どうも老若男女問わず、裸体専門だったらしい。

 あれから、あの手の人間が僕らには鬼門なんだよね。


「そんなことをされてたのか!」

「まさか、お金がいるからって…」

「あたしだって、花を散らしたのはもっと色々なところが大きくなってからなのよぉ!」

「坊ちゃんなんていって悪かったな!そうか…それでそんな苦労してそうなほど顔色が悪いのか…いいもんくえよぉ」


 上から、マルセイン、オリエ、ヴァル、ヒューブだ。ゲル爺は興味なさそうに鼻をほじっている。

 何を勘違いしているのか、考えたくもないが、一ついいたい。

 顔色は二十三年前からだっての!産婆になってしまったメリューが呼吸の確認を五度もしたくらいだし、お昼寝の度に、父上も母上も呼吸の確認をしてきてたけど、いたって健康だから。


 ゲールがにやにや笑っているので、もう一発はたいておく。

 もう少し兄を敬いなさい。

昨日は更新できずすいません。誤字脱字、話の確認をしていたら、時間がすぎていました。

またブックマーク、アクセスありがとうございます!

時間に余裕があるときに執筆しているので、更新時間がまばらですが、時間つぶしになっていたら幸いです。

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