俺はどうするべきだ?
さて、特定をする前にまずはこの状態のまま文化祭を終えることが先だな。文化祭まであと2週間か……頑張って乗り切るか。
そう決断した俺はこの文化祭当日3日前まで、人混みを避け、帰り道は穂状と一緒に人気が少ない帰り道を選んで帰った。
そんな日々を続けていけば、俺のステルス能力は向上していた(クッソどうでもいい)。
文化祭当日の3日前の時、俺が自宅へ帰宅し部屋でくつろいでいると、アカネさんから電話がかかって来た。
「はい、もしもしアカネさんどうしました?」
電話に出るとアカネさんはどこか慌てた様子でこう言った。
「ちょっと大変なの! カスミがあの騒動から連絡が取れなくなったの! 神島くんカスミと友達だったよね? どうにか連絡取れないかやってみてくんない?!」
「わ、わかりました!」
俺はすぐアカネさんの電話を切って、カスミさんと知り合うきっかけになったクロスハンターというゲームを起動する。
そこで俺はカスミさんとのチャット欄を開き、メールを送った。
『カスミさん、大丈夫ですか? このメールを見てくれたなら、俺と一緒にモンスター狩りながら話しませんか?』
アカネさん、結構慌ててたから大丈夫かな、カスミさん……——ッ!
心配しているとオフラインになっていたカスミさんのアイコンがオンラインになった。
『わかりました、私も思うところがあるのでお話させてください』




