表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/117

俺の肖像権どこにいったんだ?

 トボトボと歩みを進め、教室に戻ると案の定記事の出来事で視線がすげぇ。てか、一つ思ったことだけど、普通ああいう記事って一般人にはモザイクかけるよな? 俺の肖像権どこいった?

 

 その後、俺は周りからの視線を集めながらも、一限目の授業を終えた。授業が終われば当たり前のように俺の周りにクラスメイトが群がり、記事について聞いてくる。

 

 だから俺は人目がつかないマイホームと言える階段裏へと足を運んだ。

 

 いちごミルクを飲みながら、俺はスマホを片手にネットがどうなってるのか確認した。

 

 そりゃまぁカスミさんの相手(俺)について支離滅裂なこと書かれてたわなー! 顔がヤバいとか死んだ魚の目してるとか、うん全部余計だ‼︎

 

「お前も色々と大変だな」

 

 色々と落ち込んでいると、聞き覚えのある声が聞こえ、その声の方へ視線を向けると、そこにいたのは俺と「神」という名を冠する男、神上だった。

 

「なんだ、煽りにでも来たのか?」

 

「そんな酷いことするわけないだろ。神島には色々と助けてもらったから、そのお礼にと何か出来ないかと来ただけだ」

 

「……はぁ、文化祭もあるってのに、なんでこんなことになんのかな」

 

「俺記事とかあんま見ないけど、どういうのだったんだ?」

 

 とか言ってきたんで俺はすかさずその記事をネット検索し、それを奴にみせた。

 

「……これは酷い」

 

「だろ! 特にここが……」

 

 神上と共に記事について文句を言っていると、とある人物が俺たちの前に現れた。それは宝条だった。

 

「大体の事情は私も把握できた。ごめんね翠星、色々と疑ったりして」

 

「宝条!」

 

「え、翠星? 神島、お前下の名前で呼ばれてるんだな」

 

「おっは! 私もいるよ!」

 

「なんだ穂状か」

 

「なんか私の時だけテンション低くない!?」

 

 俺と穂状、宝条、神上が集まった時、宝条は、

 

「ここで4人が集まったのは丁度いいわ。まずこの騒動が鎮火するまでどうやって神島くんを守るか話し合いましょう」

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ