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文化祭で俺は一体なんの案を出せばいいんだ!?

 文化祭それは体育大会とは比べて、陰も陽も楽しめる行事だ。あらゆる学校行事の嫌いな俺でも楽しめる文化祭だ。

 

 なぜこんな俺でも楽しめるか、て? そんなの簡単だろ、運動をしなくていいからだ! 学校の行事というのは何故かマラソン大会とか体育大会とか色々と足腰や体を鍛える行事が多い……俺はそれが大嫌いだ! だからそんな事をしなくていい、文化祭が好きだ。

 

「クフフッ、文化祭は好きだぜぇ」

 

「うわぁ、神島がなんかキモい笑い方してる……」

 

 穂状は若干こちらを引くような目で見つめてくる。そんな目で見つめられていると、担任の教師が教室に入ってくる。

 

「はい、今回は文化祭での出し物を考える時間だぞ、何か出し物で案のあるやつ出していってくれ」

 

 担任の教師が言うと、周りのクラスのヤツらはザワザワと喋りながら、提案を少しづつだが出し合っていく。

 

 お化け屋敷、黒板アート、クレープ屋、メイド喫茶、ダンス……ダンス一択だな、なんせこのクラスにはプロがいるからな! あと推しが踊る姿を見たい!

 

 そんな妄想を思い浮かべていると、なにを出すかの挙手制で決めることになった。そして、ダンスとメイド喫茶喫茶がせめぎ合い、最終的にダンスが選ばれた。

 

 計画通りッ。

 

「それじゃあ、ダンスが選ばれた訳だが、何の曲に振り付けして踊るんだ?」

 

 担任は困り顔で言うと、クラスの奴らはごく一般的な楽曲を提案していく。そして、俺、いや小生もある楽曲を提案するべく挙手する。

 

「お、神島か、自分から手を挙げるなんて珍しいな。んで、何か提案があるのか?」

 

「ぼ、僕は、か、仮面アイドルの楽曲の「君とあの空」がいいと思いマシュッ!」

 

「仮面アイドルか! 最近流行ってるからな〜!」

 

 と担任は言って、俺の提案した楽曲を黒板に書いた。

 

「相変わらず仮面アイドル好きなんだね、神島」

 

「当たん前だろ! 宝条がこのクラスにいるんだからな!」

 

「あぁなるほど、なんか神島の思考が何となく理解出来た……」

 

 とまぁ色々な楽曲が提案され、結局最後に選ばれたのは、巷で話題のイケメンアイドルグループ「イグゼ」という韓国アイドルグループが作った「サイクロン」が選ばれた。

 

 ※

 

 イケメンは敵だイケメンは敵だイケメンは敵だイケメンはぁー!

 

「俺の敵だァ‼︎」

 

 そういつも使っている階段裏で叫びながらも、さっき自販機で買ったいちごミルクを飲む。

 

「何言ってんだ、神島」

 

 そうそこに居たのは、俺と同じ「神」という名を持つ神上だった。

 

「俺の敵ィ!」


えぇ今回は神島くんが珍しく文化祭の出し物で発表しましたね〜、なんと神島くん自分から発表するのは初めてのことなのでめちゃくちゃ緊張していたのだと思いますね。

次の投稿は水曜の昼に投稿します。

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