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学校一の陽キャに色々とフォローされそうになるんだが、いったいどうすれば良いんだ!?
「何かあったのか? 神島」
テントに戻ろうとしていた時、俺と同じ「神」という字が苗字にある神上と出会した。
「なんだ神上か……特に何もない」
俺は数分前にあったことを気にしないように言った。すると、奴は俺の肩に手を置いてこう言った。
「なにか相談事があるなら、いつもみたいに聞いてやるからな」
優しいコイツは優しすぎる、だからコイツはモテるんだろうな……。そんなことを思いながら、自分の肩に乗った神上の手を退けた。
「どうしても必要な時は相談する。でも今はお前の手を借りなくても大丈夫だ。これは俺の問題だ」
「そうか……あまり思い詰めるなよ」
「てか話変わるけど、お前なんの種目に出るんだ?」
「選抜リレーだけど、逆に神島はなんの種目にでるんだ?」
「玉入れだが?」
俺がそう答えると、シーンと静かな空気が流れ、何かと必ずフォローをする神上でさえ数秒間、言葉を発しなかった。
「た、玉入れか……神島らしいな!」
「別にフォロワーしたくなかったらしなくていいぞ?」




