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カスミさんの言動が色々と可愛すぎるんだが、いったいどうすれば良いんだ!?

人集りが出来る前に、その場から脱した俺とカスミさんは、近場の喫茶店に潜り込んだ。

 

「あ、あの、クロスハンターのスイセイさん、て、も、もしかして……」

 

 カスミさんはそう言って、俺の方へ視線を向ける。なんと言うか、さすが有名アイドルなだけ風格と可愛さが別格だな。この可愛さはアカネさんや宝条とはまた別の可愛さ……良い!

 

「あぁそのスイセイは自分のことですね。ま、こうして話すのもなんだから何か飲みながら喋りません?」

 

「そ、そうですね」

 

 俺達はカウンター席に座り、お互い飲みたいものを注文した。自分のリサーチしていた喫茶店とは違う店だが、落ち着いた雰囲気が醸し出されててとても落ち着く。

 

「「……」」

 

 マズイ、何を話せばいいんだ、さっきは自然に話せたけど、正直今でもゲーム内のカスミさんがリアルでは、仮面アイドルのソウちゃんだなんて未だに信じられねぇ……こうなったらとにかくゲームの話題を話すしかない!

 

「か、カスミさんてめちゃくちゃゲーム上手いよね、ミルゼ・ナーヴァに叩き込んだあの連撃とかどうやってやるの?」

 

「あ、あれですか? あ、あれはですね」

 

 この日、俺は完全に油断していた、俺が今喋っている相手が有名アイドルであり、そのアイドルの顔が割れていること。

 

 つまり、今この状況はとてもまずい状況なのだ、どこかの週刊誌の記者か、それか仮面アイドルを知る者がこの場面を撮影して世間やネットに出せば、予期もしない疑いが生まれ、俺よりもカスミさんに被害が出てしまうからだ。しかし、これに気づいた時にはもう遅かったのだ、まさかあんな結末になるなんて……。

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