表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/117

テスト返却がめちゃくちゃ怖いんだが、一体どうすれば良いんだ!?

 俺の名前は神島翠星かみしま すいせい、体育祭の練習や準備がある中、今日は全学生の絶望または希望となる日だ、そう全教科のテスト返却日だ。

 

 ま、俺の経験上、俺のテストの点数はだいたい60~70が多い。さぁかかってこい、どんな結果だろうと受け止めてやる。

 

 一限目 現代文&古典テスト結果、現代文66点、古典64点。

 

 二限目 数学テスト結果、57点。

 

 三限目 英語コミュニケーション、62点。

 

 ふぅなんとか赤点だけは逃れた……が、どうも隣からあまり良くないオーラを感じる。俺は少しそのオーラのある方へ視線を送る。すると、そこにいたのは、絶望した顔を浮かべている穂状が居た。

 

「ど、どうした穂状……お前まさか……」

 

「が、ガビシマ〜、あか、赤点が……数学が赤点だっだよ〜」

 

「そ、そうかそれはその……お気の毒にな」

 

 悲しんでいる穂状を見ていた俺は、ふとある人の方向に視線を向けた。

 

「宝条さんはテストの結果とかどうだったんだ?」

 

「私ですか? 教えてもいいですけど……一つ条件があります。それは誰にも言わないことです」

 

「まかせとけ! 俺口だけはダイヤモンドより硬いから!」

 

「なんか胡散臭いようですが……ま、半信半疑で信じましょう」

 

 彼女はそう言うと、テスト用紙を俺に見せてくれた。それを見た瞬間、俺はとてつもない眩い光を見た気がした。それは俺だけじゃなく隣にいた穂状もその光を見たようだった。

 

「ぜ、全部95点以上……ば、バケモンかよ……」

 

「いいなー、ねぇスミミ私の赤点と交換しない?」

 

 穂状が宝条のテストの点数を見て、羨ましそうに言う。

 

「今度のテストを頑張ればこのくらいの点数は誰でも取れますよ」

 

 落ち込んでいる穂状に宝条は、彼女の頭を撫でながら言った。

 

「分かった私、勉強頑張る」

 

 こうして学生のテスト返却が終わり、俺たち学生は次なるステップへ移行することとなった。(何言ってんだ俺)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ