学校一の陽キャの妹が可愛すぎるんだが、どうすれば良いんだ!?
俺の名前は神島翠星、今学校一の陽キャラである神上慎吾とその妹と一緒にアイドルライブに来ている者だ。
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時間は遡り、俺が放課後の学校で宝条と居た時。
「宝条さん」
「どうかしました?」
「今日のライブ、俺は本当に何もしなくて良いのか? 俺一応、宝条さんのマネージャーだからさ」
「あぁそのことですか、それは大丈夫ですよ。今日のライブは特に大きいライブではないので特に神島くんにしてもらうことはないです……でも一つだけしてもらいたいことならあります」
「なんだ?」
「一人でもいいですからお客さんを連れてきてください!」
宝条は優しい微笑みで言った。それを言われた俺は「まかせろ一人は連れてくる」と慣れないドヤ顔で言ってやった。
それを見た彼女は絶えない笑顔で「お願いします」と言った。
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そして、相模駅で神上と待ち合わせをしていた俺が辺りを見渡していると、誰かが俺の手を握った。
咄嗟に俺は握られた手を見ると、そこに居たのは小学生くらいの可愛らしい女の子。そして、その子はよく見るとどこか憎き相手の顔に似てる程の美形。いやまてこの状況一体どういうことだ!? 死んだ魚の目をした男が可愛らしい女の子と手を繋いでいる……うん、不審者だなこれ、俺めちゃくちゃ不審者だな。
「ね、ねぇ? 君はどこから来たのかな? ママかパパはいないの?」
「……お兄ちゃんがいるよ!」
女の子はニコニコとした笑顔で答えた。なんだこの子……めちゃくちゃ可愛い! いや冷静になれ、まずこの子の親御さんを探さないとだな。
そういう考えに至った俺が女の子の親を探しに行こうとした時だった。
「雫!」
と聞き覚えのある声が聞こえた。俺がその声の方向へ視線を向けると、そこに居たのは暗くなっていく空を明るく照らすような雰囲気を漂わせている神上慎吾が居た。
「スマン神島、俺の妹が勝手な事して」
「は? 待ってこの可愛い女の子お前の妹なの?」
「そうだけど?」
「うへぇ……」




