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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
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遅刻

作者: AI子

9月は連休が多くて、ついつい朝起きる時間が遅くなってしまう。部活までに間に合えばいいやという軽い気持ちでいたら



やらかしてしまった。



目の前のスマホに映し出される数字は10:04。さすがに寝過ぎたろ。

ちなみに部活開始は9時。うーん、どうしようかな。

今から行っても顧問に怒られる。部長に怒られる。チームメイトの冴木に怒られる。

行かなくても、明日の部活で怒られる。

うーん、どうしようかな。


とりあえず、顔でも洗ってこようと洗面所に向かう。その途中、途中というか、玄関先。靴を履いたままで、部活バッグを枕にして、玄関マットが布団の代わりにでもなっているみたいで、

冴木が寝ていた。


?????


状況が理解できず洗面所で顔洗って歯磨きしながら玄関に戻ってきた。

冴木はまだ寝ている。


「しゃえきー?」

歯磨きしながら体を揺すぶってみた。


「ん~?」

いつもの険しい顔とはうってかわって幸せそうな顔してる。冴木の寝顔なんて初めて見た。


「しゃえきー?にゃんででうちにいんのー、にゃんでねてんのー?」

あ、ヤバイこれ以上しゃべるとこぼす。慌てて洗面所に駆け出した。


戻ってきた。冴木は顔が右から左に変わっただけで寝ていることには変わりはなかった。


はて、どうしようかな。


とりあえず、風邪引くと可哀想だなと思ってリビングにあったブランケットをかけてやった。



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