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作者: ムラカワアオイ

「→→←←。」


反応時間は亜子より早く、

充実。


何所へでも行きたい、

何時もの気持ちは徒然、

変わらず、

安息日には、

彼女の夢を見てしまう。


どうしてこの心を選んでしまったのだろうか。


僕は、

この戎町で、

夢を見た。


彼女のうた。


彼女の髪形。


やっと掴んだ、

掌の想い。


涙を流す日は去った。


亜子を抱いた後、

僕は、

鏡を見た。


天命に従い、

我、働く。


この心、

いつまでも捨てずに。


「二階のベランダ」


毒と薬が欲しい。

安定と矛盾。

的確と交差。

毒が欲しい。

薬が欲しい。

どっちも欲しい。


僕が何かに呼ばれる限り。


君の香りよ、

いつまでもきれいに。
























「だから。」


さあ、ゆっくり

 よ。

 よ。

窓を、

  開けて

 よ。

 よ。

 禁。

 よ。

でも、

窓を開けてよ。

もっと、禁。

それでも

窓を

開けてよ。

禁。

でも、よ。

じゃあ、しかた

ないのか、あるのか。

そこのところは

禁。よ。

さあ、

ゆっくり。

       

壊してよ。     

うまれてよ。

よ。


壊れ


てよ。




「OUGPL」


自分で坂道上がって

自分で坂道下がるのが

快楽なのです。

君がたくさん。

いたような。


数字なんて忘れてしまえ。




























「アサノコト。」


君の唇。

赤い唇。

午前八時の

君の唇。

仕事に出掛ける、

君の唇。

で、

僕は起きた、

らしい。

明日の

君の唇は、

世界標準の

色で

統一されている

らしい。

チャンネルには少しの

ノイズ。

君の

僕は

愛していない。

言っても

良いですか。










「タトゥ」


空にタトゥ、虹にタトゥ、

カメラにタトゥ、パソコンにタトゥ、

髪の毛にタトゥ、道にタトゥ。

太陽近づく頃には、窓ガラスにタトゥ。

どれだけタトゥを彫れば

完全なる

美しい人間に

なれるのだろう。



























「奴隷の夏」


人は言葉だけで人を殺める事、

可能。

人は何も持たずして僕を殺める事、

可能。

宿っているのは本能だけではないはずだ。






























「38」


はねている車に乗っている女が、

こちらを見ていた。

その頃、

僕は、

はねている星を見ていた。






























「MPMP」


阿呆はすぐに愛を告げ、

固まろうとする。

愛なんて自己満足のカタマリじゃおませんか。

阿呆はすぐに愛を告げ飛び立とうとする。

愛なんて感触だけのモノじゃおませんか。

阿呆になって。

死んだ事の。

ある人が。

魅力的に。

見えた。

明日。

死んでも。

僕は。

かまわない。

僕は固まらずに死にます。




















「Dejiku」


君が言葉を残して煙草を買いに。

今日はカミナリ雨模様。

携帯電話は昨日の深夜、海にてふわふわきれいに消えた。

右手中指キラキラ光り、左手中指キラキラ浮かぶ。

ポケットなんて必要ないか。


君の真ん中、僕は伝える。




























「Syoutofcut」


白い海。

離れられない波。

カーブ№8を曲がったら、

猫が一匹。

猫が僕のほうへ首を回して。


ココは白い海、

カーブ№8。


猫が欠伸する瞬間を見る事が出来たので、

今日は良い一日にいたしましょう。
























「理由」


命が大切、自由が大切、

光が大切、愛が大切。


キラキラキレイな光を捕まえた。


命と自由と愛は自然現象。

だけど光はつかまないとつかめない、

たったひとつのモノなんだ。

光は輝く。

永遠にだ。


その光の中で、

ヒトは、ためいき、ついている。






















「19950505」


マボロシの中に見た女。

もしも、願いが叶うのなら、

君になりたい。

完全なる君の世界を感じたい。

もしも、願いが叶うのなら、

君になりたい。

そう、思わせてくれた女が、

助手席に座っている。



























「胸に落書き」


せまい部屋から、せまい空を、つかもうとした事がある。何度つかんでも、感覚が、無いので、空をステタ事が、ある。所詮、空は空。カクセイも、カイカンも、空が見ている。だから、空をステタ。もし、俺のカラダが消えたとしても、空よ。オマエには、絶対、絶対、絶対、あげない。絶対に。































「NAME!1,2。」


僕のこの心。

が。

いつか。

どこかで。

生まれ変わります様に。

安定した狂い。

が、

毎日のベストであります様に。


私よ。

流れていきなさい。
























「rijuy。」


ありのままの、

あんたを、

そのまま、

見せてくれ。


食事の

時に

涙なんて

見せないで。


ちゃんと

かっさらうから。























「lohusewre」


限界は

原点

だったりする。

夢を触り。

喉を洗い。


結局は、

テーブル囲み、

笑いあっている。


























「IHAVE。」


ドアを開けて、

ドアが閉まれば、

自由。

ドアは閉まる事にも意義がある。































「GIN」


細いペン。

と。

太いペン。

と。

鉛筆。

と。

シャープペンシル。

を。

使い分ける。


細いペンは刀。

太いペンはバット。

鉛筆は幼児。

シャープペンシルはすぐ折れる。





















「ハイチ」


聖なる女よ。

世界は完全。

聖なる女よ。

世界は一つじゃなくていい。

聖なる女よ。

それからに。





























「リトルバッチアーモンド。」


生きる感覚。

僕とあんたには1秒のハザマ。

主に、あんた好み。

青山一丁目ビル。

主に、好み。

世の全ては鍵盤の感覚なのかな。

全て、水の如くなのかな。




























「16789」


Y。は、天使の記号。

タクシーに乗る君。

僕は自転車の駐輪場で君にさよならした。


僕の顔に唾を吐いた由佳利は銀行の事務員だった。






























「I、THINK。SO


私はこの様に考えます。

殺風景とは産まれてきた時に見た景色であると。

































「プラスティックジャム」


ハカマを着て、

私は、軽四に乗った。

ハカマを着て、

私は、客引きを無視した。































「34,098」


僕は神の写真を、

タバコに塗して吸った。

すると、

女は大地と化した。

今日の虹は、

本当に白かった。

チャイムはいつも、

自分で鳴らす。



























「EWYTU」


歪んで見えた、

モノが、

確実で、

あった。

パンダが性交し、

男が感電。

いつしか星は青く、

君が二人いた。

だから、もっと、

甘く、

冷たく。
























「マニマニ」


おまえの

体の

カワキ

3秒後

どうなっていようと

俺は

脳みそを

回す

おまえの

ココロの

カワキ

4秒後

どうなっていようとも

俺は

逆立ちを

する

おまえの

明日の

カワキ

5秒後

どうなっていようと

俺は

手首を

上に

回す

水槽は

今日も

水で

アフレカエル

その

まにまに

俺は

息を

している

その

まにまに

俺は

甘水を

飲む

その

まにまに

おまえは

俺を知る

そのまにまに。
























「輪っ化。」


シートベルト。

を手錠に観たてる。

ような。

嘘は。

吐かない。






























「これが素敵だと思う」


五月に地球にて、

君が椅子に座る。

五月に地球にて、

君は現金を触る。

これが素敵。

だと、

思う。




























「テーブルの下」


今朝、俺の顔を触ってくれた人へ。

今、俺は君の顔を触っている。

左手に夢を抱いて。


右脳、

左脳に、

お前の顔を、

十六、持って。



























「0007」


僕は。

キオスクで。

プリンを買った。

今日は七夕。

僕は。

プリンと化して。

髪を切った。




























「SHES。」


私はダイブする神を、

デタラメにダイブする神を、

デッサンした。
































「心拍数。」


深夜のラーメン屋で、

君、以外の女と、

チャーハンを食べている。

と、

君を思う。

のであって。

結局、

俺は、

車にもどりました。


心拍数は上がる一方なのです。
























「レ…」


モニターに映る僕。

バスタブで喫煙。

中指にダイヤモンド。

そして、

彼女と僕は今日も笑う。






























「レア」


交差点の中で太陽を食べる。歩道橋の上でパズルを解く。この空気がたまらなく狂おしい。

































「1988IN。」


暗闇の中。真ん中に。ドリルで穴を、開けている。右でもなく、左でもなく、真ん中に。いつしか、太陽も、見えて。いつしか、服の色も、変わっていて、そして、俺は、血の色を知った。そして、君を知った。可能性の穴に、乗って、

さらに、ドリルで、目の前、火花を散らし、手を汚し、水を飲み、真ん中に、穴を、開けているのだ。花をつみ時計をなくし、電話を燃やし結局穴を開けて、いる。のだ。結局、穴を開けている。のだ。今日も火花が、キレイである。


今日も全てがキレイでありますように。



























「199200」


マリア。


鏡に映った。


君は。


まるで。


マリオネットのよう。













「ANDUU」


あたりまえのようだが、

世界の中心はココ。


球の真ん中である事に意義は無い。


君とクチヅケをしたい。


私はこの心得を、


エレベーターの中で知った。

























「クロウ」


青空の下で一瞬だけ全てを忘れた俺はおまえの全裸を一瞬にして見る。

こんな生活がずっと続いています。

































「確かに」


バックミラーを直した。君の目が僕の目に確かに似ていた。


































「D」


雲行きを確かめて。

口笛を吹く君の唇が好きだ。

































「生身」


僕は自然に不自然に呼吸する。

僕は自然の中の不自然の中にいる。

深夜二時。

僕はこんな事を考えている。































「ICU」


人工呼吸器を。

はめられた。

僕には。

優しさを。

浴びせるな。






























「/」


今日もお前はストーブの前、俺の写真をなめる。

お前は何を持ちこんで、

俺の何を待ち望んでいるの。

白い服のお前の意味を知って。

黒い服のお前の意味を知って。

お前の自由な白い肌。

は。

ハナハナ。



























「#1289」


僕は君に、

愛していると言った。


僕は君なのかもしれない。

結論を望みはしないが、

君は僕なのかもしれない。

#1289

#1289

明日が雨だと幸いです。

明後日が曇れば幸いです。

歩き方に教科書はいらない。

#1289


昨日が晴れれば幸いです。

今日は君の震える声が幸いでした。

今日も僕はパンを食べました。


はじめから自由なのだから。

僕は幸いです。

朝が来たなら、

#1289

#1289

美しく震える君を。

ひとつ。

ください。










「KIJYLRYUKU」


心臓が動くのだ。

素晴らしい事ではないか。

動くのだ。

動くのである。


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― 新着の感想 ―
[一言] どうも!初めまして。 なんて自由に言葉を紡いでいかれるんだろう!と思いました。 個性がすごく出ていて、それが味わい深くて、癖になる。何ていうかうまく言えませんが、現代芸術を堪能した後のような…
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