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if√if  作者: 北口
【世界】
1/21

ーーー プロローグ

ーーー夜の闇に溶けるような黒い髪と瞳。隣を歩く少女は、嬉しそうにそれを見つめていた。雨の音は二人の静寂を遮る。明日には元の、明るい空になるのだろう。


ーーー灰のような白に染まった髪で、孤独に埋もれながら夜道を歩く。その両手の上に、大切な人の体があった。

…もう、動くことはない。

雨の世界で、その紅い体を引き摺る彼の瞳は、燃え続ける生命の色をしていた。




…少し前まで、2つの世界は一つだった。

いつ、どこで…どうして、分岐してしまったのか…。見えない壁に隔たれたように、隣り合う世界は決して交わることはない。


その“絶対”を侵す力が、彼にはある。


……そのifへ進んだ彼は、紅く染まった瞳で別のifを視る。彼はそして何を想い、どう選択するのか…。


それは、“世界”だけが知る事だ。

ーーー

この3本線の後に描かれた情景は、主人公の能力、if√if で視えた光景です。

また、区別する為、“視えた”としています。(あまり無いとは思いますが、主人公が視ていないifを描写する場合もあるかもしれません。)

ーーー右に避けるが、読まれていたらしい。飛んできたナイフが刺さった自分が、血を吐きその場に崩れ落ちた。

なら、左に避けるしかないっ…!

左へ跳ぶと相手の攻撃は頬を掠めるだけで済み、彼は全力の右ストレートを放った。


2016/03/31 0話の内容を変更しました。


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