二。移転直前
更新遅いです。
なにせ親がきびしい時期なもんで。
キーンコーンカーンコーンコーンキーンカーンコーン。
中学校生活がようやく終わり、現在風利とアヤメと下校中!
「随分と嬉しそうだな、今日の櫻華は。」
「そう?そりゃ川谷先生…の支配から逃げられるからね。」
「でも、唐也は、消えて、無い。」
そうなのだ。川谷に無理矢理合格させられた高校は、唐也のヤツも受かってやがるのだ。
いつまで私達を苦しめる気だっ!
あー、自分にムカつく。唐也に上手く遊ばれているのに気づけなかった自分が憎い!
「そういえばあの社って何だろうね。昔からあるけど」
「うんうん。何だろうねアヤメ?」
ふと話題になったのは通学路にある社のことだ。何時からあるのか知らんけど、結構気になる。そういえば…
「風利、お兄さんは」
「うん。兄は、この辺で、消えた」
「ココってさぁ、よく噂になってるよね。神隠しの噂」
この社は「神隠し」の噂があるのだ。
社の前である言葉を言ったら突然その人が行方不明になる。
こんな事件が起こっているらしい。実際風利のお兄さんはこれにあったらしい。未だに行方不明なのだ。
「ホントにあったら面白そうだけどね」
「私は、兄を、助け、たい」
「だよね~。風利、お兄さんのことでいっぱいだもんね。そろそろショックから立ち直って、皆と話せるようになろう!私も櫻華も応援するから、さ」
「うん。アヤメの言う通りだよ。私たちが全力で応援するよ!
…何か面白いコト無いかなぁ…」
そのときだった。急に社の扉が真横で開いて(その時は、ちょうど社の真横にきていた)、ピカ一って輝きだしたのだ!
「な、何あれ!?」
「眩しい…」
そして視界が真っ白になって、気が付くと、見たこともないような景色が…!
「ここ、どこ~~~~~~!」
次でいよいよ本編?に入ります。やっとだ―。