未知との遭遇
自分はまだ高校生なので、文章はまだまだいたらなく、ストーリーも稚拙な部分がちらほらと、目につくと思います。この作品を通して上達していけるよう頑張りますので、どうか温かい目で見守ってください。
始まりの朝から毎日、夏目雄也は神に願いを託していた。
ある時は、自宅の屋根の上で土下座をしながら叫んでいた。
「お願いします…っ!僕をイケメンに転生させてください!僕は、今みたいに悲しい学園生活は嫌なんです!!進級して、男友達がたった一人だけど出来ました!そんなに喋らないけど僕を友達と言ってくれました!頑張って努力して不良に負けないようになりました!でも!ダメなんです!!僕は、女の子と仲良くなりたい!!!いや…えっちがしたい!!!!イケメンになって、ヘイ彼女!今暇?僕とえっちしなぁい?とかいって見知らぬ美人とえっちがしたい!!!!!学校の帰り道。彼女と手をつないで河原を歩いて!いい雰囲気になってその場でエッチがしたい!!!えっちがしたい!!えっちがしたい!えっちがしたぁぁぁぁぁぁい!!!」
ある時は、お賽銭箱に語りかけながら夢を語っていた。
「神様ぁ……?ほら、一万円ですよぉ…。これを…ほら!入れましたァ!!ほらほら一万円ですよぉ?そろそろでてきてくださいよぉ!…まぁだ足りないんですかぁ…しょうがないですねぇ……。ほら!今度は諭吉さんが2枚!これ入れちゃいますヨォ!ほら、焦らしてないで早く出てきてくださいよ!ほら!いれた!さぁ!はやくでてきてぼくをイケメンにしてくださいよっ」
他人から見れば、神を馬鹿にしているとしか思えない行動の数々。
だが、本人は至って大真面目なのがたちが悪い。
そう、夏 目 雄 也 は バ カ なのだ。
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「なんだぁ?あいつ」
神様がポツリとつぶやいた。
「なんかムカツクなぁ。よし、ちょっと行ってくる」
それは、あまりにも軽すぎじゃないですか神様…。
(あっ…ほんとに行っちゃった…)
神様はこういう事に対しては行動が早い。
(神様に目を付けられた可哀想な人間さん…どうかご無事で…)
この世界から出られない私は、心の中でそう、無事を祈るばかりだった。
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始まりの朝から2週間がたった。
今日も俺、夏目雄也は、神社に来て神頼みをしていた。
(神様全然現れないなぁ…そうだ、エロスな熟女のフリしたらでてくるかも…)
「か・み・さ・ま・♡……おねがぁい…♡私をイケメンに…し・て♡」
(どうだ……!?)
しーん。
(は、ははーん。わかったぞ!神様はロリコンだな!)
「かみにぃたま!ゅぅをイケメンに、してぇ♡」
(ふっ………勝った。)
しーん。
(神様ってほんとぉにぃるのかなぁ………)
雄也は、今頃になって疑いを持ち始める。遅い。
(もし、いなかったらぼくのぉかねゎ?ゅめゎ?これからどぉすればいいのぉ?)
「もぅっ…神様のばーーーーーーーー
その時、突風が吹いた。
「ぶっ………!!」
俺は口を大きく開けていたので、口の中にカメムシがはいって大変なことになった。
主に顔面が。それは元から。っておい!←全部一人
「げほっ…げほっげほっ………おえぇぇ……なんだよ…この風……おえ」
て言うか、カメムシ。
「なんだよとはなんだ。お前が俺を呼ぶから来てやったんじゃねぇか。」
上空から声。
(だれだっ…!?まさかっ!)
俺は、すっ!っと上を向く。すっ!っと。
そこには………神がいた。
なぜかそれを視認することはできない。
だが、わかるのだ。その存在が。そこにあるという圧倒的な存在感。
ここにあるものが神だ。
俺は、そう直感で悟った。
「あなたが………神か…………」
呆然と呟く。
「いかにも」
(やっと…会えたのか…)
歓喜のあまり涙が出そうになる。
それをどうにか我慢して言葉を紡ぐ。
「…やっぱり…ロリコンだったんですね……。あってて…ぐすっ…よかった…。」
だが、俺には我慢しきれなかったようだ。
「う……ううぅ………」
くっ…。ちくしょうっ…。
ロリコンという予想があたった歓喜で涙が止まらねぇぜ…。
なんでだろうな。神。おれ、あなたを遠くに感じるよ…。
そっかぁ…やっぱロリコンかぁ………………。
うーん……ロリコンかぁ…………ロリコンかぁぁぁ………。
「ちがうよ!?」
え…?
「どういうことですか神!!!!…それじゃあ、あなた、ロリコンじゃないってことですか!?」
「そうだよ!?」
「やっぱりロリコンであってたんですね…。」
「そっちのそうだよじゃないからね!」
「つまり…あなたは…熟女好き!?」
神。やっぱり俺、あなたを遠くに感じるよ…………。
「なんでそうなった!?てか、さっきから心の中うざいなお前!」
心読めるのか…さすが神。まぁいいや続けよっと。
「では、神お聞きしますね。熟女と幼女。妻にするならどっちですか?」
「んー……まぁ…そうだなぁ…その二択なら…幼女かな…?てへへっ」
「あ、もしもし警察の方ですか」
「落ち着け!!!??」
神の手から謎の光がでたかとおもうと、俺の手から携帯が消滅していた。
「えっちょっ…俺の携帯……。」
恐る恐る神の方を見ると、神はとんでもない川越スマイルでこちらをみていた。
……………え、神やばくね?色んな意味で。