血の海の中で……
グロい描写が沢山ありますので、嫌いな方は読むのをご遠慮下さい、万一気分が悪くなられても何もいたしませんので悪しからず。
辺りは一面紅いペンキをぶちまけたように、真っ赤に染まり、血の海を形成している。
海なので島も存在している、何かに吹き飛ばされた身体の一部である、粘っこい黄色い液体も所々に点在している、この惨劇を作り出した人物は血の海で返り血と弾末魔の叫びを思いだし、快楽に浸っているのか、長い黒髪が血に濡れ、渇き褐色に染まっていても全く気にしていない、目の焦点は極度の快楽により、合っていなかった。
「ぁあぁぁぁぁ!」
快楽が頂上まで達したのか、突然ぐったりとして動きを止めた。
「あはは……アハハ、アハハハハは!」
多少時間を戻り、この惨劇を見てみることにする。
突然の事であった、裏路地をたまりに煙草をふかしていた不良の前に、明らかに場違いな少女が歩いてきた。
「ん?ここはガキの来る所じゃねぇんだ!失せろ!」
全員が目を離した瞬間に、その小さな手には似合わない無骨な刀が一振り握られていた、長さはゆうに通常の刀の長さ二尺五寸を越えており、刀身はなぜか紅く光っている。
通常であれば、長さ的に鞘から抜ける筈がないのだが、なぜか刀はすでに鞘から抜き放たれ、男の首を切断し、追い打ちをかけるように切断した頭部に刀を突き刺した、刺し口からは、脳奬が吹き出している。
「こう……!」
ついに、男達が喋る事はなかった、全員が瞬く間に頭部切断によって殺されたからである。
物を言わない骸の胸を切り裂き、顔面に鮮血を浴びて、完全なトリップ状態に陥り、切り裂いた肉を口に持っていき、刀を放り出して貪り始めた、すでに口の回りと服は血により紅く染まっている。
辺りに血が撒き散らされ、壁が紅々と染められている。
「き、キミ!何をやってるんだ!」
警官の声に動きを止めて、振り向いた少女は血に濡れていながらも、幻想のように美しく、警官は見とれてしまっていた。
その間で、警官は頭から股下まで一刀両断され、傷口からはドロッとした液体とともに、臓物が撒き散らされた。
「キャハハハハ!」
少女は更に快感をえたのか、先程警官が撒き散らしたばかりの臓物を地面に這いつくばり貪っている。
ふと上を見上げると、路地裏の限られた空には血に濡れたように紅い月が上空に輝いていた。
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