第四話:目覚める氷帝
時間かかり過ぎてしまいました、すいません
ざわざわ・・・・ざわ・・・・・・ざわざわざわ
拓「およ?何事か?この人だかりは」
幸「あっ、拓人おはよう」
拓「おっす、なぁ幸音この人だかりはなんなんだ?」
幸「実は、黒乃が生徒会長の相沢悠莉を押し退けて、生徒会会長になったらしいのよ」
拓「へぇ〜」
幸「あら?驚かないの?」
拓「だって、別にそれだけで女の子達にキャー!黒乃君かっこいい!付き合ってとか言われる訳じゃないしーどうでもいいってゆうかーなんてゆうかー」
幸「ん?」
くい、くい
拓「どうした、幸音」
幸「あれ」
幸音が指差した方を見てみると・・・・
「キャー/////////黒乃君こっち向いてー!!!」
「黒乃様ー!私と付き合ってくださいー!////////////////////」
「黒乃君、結婚してー///////////!」
どうやら学園の女子の半分以上が黒乃にぞっこんらしい
拓「なっ・・・・・・・・・・・・・・」
幸「君だけかと思っていたけど、様まで付ける娘がいたなんて、私も想定外だわ、ねぇ拓人・・・・・・・拓人?」
幸音は、後ろに振り返ってみたが拓人は、既にいなかった
生徒会室
悠「なぁ黒乃、次のターゲットは雪鳴なのか?」
黒「いや、確かに彼女も欲しい人材だが、今は、まだいい」
悠「?じゃあ一体誰をねらうんだ?」
芹「はいっ姫羅々あ〜んして」
姫「あ〜ん」
悠「おいそこ、何普通にプリン食ってやがる」
姫羅々が食べているプリンを募集してしまった悠莉
姫「あっ!駄目全部食べ終わってないよ〜」
悠「後でにしろ」
姫「ふんっだ、いいのかな〜?生徒会のボスである私に対してそんな態度で」
悠「何がボスだ、ただのラクガキじゃねぇか!」
恐らく、急いで書いたのだろう、書記と書いてある所を塗り潰して上からボスと書いてある。
姫「何よ!マスターに負けた癖に」
悠「何だと!?このチビっ娘め〜」
芹「落ち着いて下さい、姫羅々も悠莉様も」
姫・悠「ちっ」
黒「ところで芹空、例の調査の結果は?」
芹「貴方が望んだ結果でしたよ」
芹空は、紙切れを黒乃に渡し、もらった黒乃は歯を見せながら満足そうに笑った
黒「やはりな・・・・」
悠「何がだ?」
資料に書いてある事を覗き込もうと席を立った瞬間
拓「黒乃!」
なんと朝居なくなっていた、拓人がこれから戦にでも行く様な武士の姿をして現れた
黒「何の用だ?」
拓「俺は、七宮黒乃!貴様に一騎打ちを申し込む!」
黒「一応・・・・・理由を聞こうか・・」
拓「ふんっ、あくまで白を切るか・・なら教えてやろう!なんだ今朝のあのハーレムっぷりは!?」
黒「あぁ、あれか」
拓「あぁ、じゃねぇ!そして、俺は、本日をもってお前の下僕を辞めてやる!」
黒「拓人・・・お前一つ間違ってる事があるぞ」
拓「え?」
黒「お前は、下僕なんかじゃないよ、お前は俺の・・・・」
拓「黒乃・・・・お前」
黒「お前は俺の犬だ、下僕なんてまだまだ先だぞ」
拓「は?」
黒乃の台詞に唖然としてしまった
黒「それに、犬なら姫羅々が居るしな」
そう言ってプリンを姫羅々の前でちらつかせた・・・・・すると
姫「プリン〜!」
一目散にプリンの前までダッシュした姫羅々
黒「待て」
ピタッ
黒「食べてよし」
姫「わーい」
黒「とゆう訳でお前は、いらなくなった、今日から好きにしていいぞ」
拓「ふっ、ふふふふふふふふふふふ」
いきなり笑い出した拓人、マジで怖い
黒「拓人?」
拓「やっと、やっと解放された・・・・だが黒乃!俺は、まだ使命を果たしていない!」
黒「使命?一体何を言っているんだ?お前は」
拓「此処に来た時言ったはずだ、今朝のハーレムを俺は、許さないと」
姫「まだ、言いますかしつこいですね〜」
拓「ふふふ、来てる、来てるぞ!全国のモテない男達の心の叫びが!」
本当にモテない男達の叫びかは、わからないが確かに拓人の周りに黒い変な気が溢れている
拓「はははははははは!今の俺に不可能は、ないっ!行くぞ!黒乃!」
剣を抜いて襲い掛かって来た
黒「は――――全くどんだけ馬鹿なんだよ、らぁ!」
拓「へぶっ!」
姫「お〜!今朝と同じ結果ですね!」
黒「悠莉、ちょっと頼みがある」
悠「え?」
悠「それは、構わないけどお前はどうするんだ?」
黒「俺はちょっと別件があってな、じゃあ頼んだぞ」
それだけ言うと、黒乃と姫羅々は何処かに行ってしまった
悠「さて、じゃあやりますか!」
拓「んっ・・ん?〜ん、あれ?俺は一体何・・・を・・・・」
なんと拓人が目を覚ました場所はアイリスだった
悠「よぉ、起きたか?」
拓「!!!」
悠「おっと警戒すんなよ、俺はお前の味方だ」
拓「こ、此処は?」
悠「此処は、電子の世界、名をアイリスと呼ばれている」
拓「電子の世界だぁ?」
悠「まぁ、最初は信じられないだろうな、けど、よく周りを見てみな」
悠莉に言われた通り、周りを見てみると
拓「な、なんだ!?あれ!?」
拓人達の周りには、沢山のウイルスが居た
悠「あれはウイルス、俺達の役目は、ウイルスを駆除して、アイリスの平和を保つ事、そしてもう一つは、同じ戦士同士で戦い最強の戦士を決める事だ」
拓「最強の戦士って・・・・・・っておいっ!あれ、あれ!」
悠「あれは、ティラノウイルス!?どうしてこんな所に」
拓「ど、ど、どうすんだよ!?そこら辺にうじゃうじゃいんじゃねぇか!」
悠「ちっ、俺から離れるなよ、芹空!」
芹「了解です」
?「ふふふふふふふ、今ごろあいつら大変な事になってるでしょうね」
黒「高見の見物は楽しいか?幸音」
幸「なっ!?黒乃なんでこっちにお前もあそこに居たはずじゃ」
黒「此処最近、数人の生徒が消えている」
幸「!!!」
黒「お前だったんだな?」
幸「ふふふ、流石黒乃ね、けどいいのかしら?向こういくら元生徒会会長だとしても拓人を庇いながら戦うのは、大変だと思うけど?」
黒「さぁ?そいつはどうかな?」
幸「くっ!奈勿行くわよ!」
奈「OK!!」
恐らく、幸音のパートナーであろう奈勿が槍へと変わった
幸「行くわよ!」
黒「ふっ」
黒乃は小さく笑った
拓「うわぁぁぁぁぁぁぁ!なんなんだよ!?ちきしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ティラノ「グオォォォォォォォォォォォォン!!!」
一方、拓人と悠莉はティラノに追い掛けられていた
悠「くそっ!いくら俺でもこの量のティラノウイルスを相手にすんのはキツいぞ!くそっ黒乃の奴どこに行ってんだ!?」
ティラノ「グオォン!」
拓「のわぁぁぁぁぁぁ!」
悠「しまった!」
拓「く、食われる!」
しかし、いつまで経っても痛みを感じない、恐る恐る目を開けてみると
ティラノ「グ、グオォ」
?「あらあら、おいたがすぎますよ?」
純白の着物を着た水色の髪の女子が氷の壁を使ってティラノを押さえていた
悠「あの娘は?」
?「氷河の息吹きよ、駆け抜けろ、ブリザード!」
無数の氷がティラノの体に刺さっていった
拓「すげぇ」
拓人が謎の少女に見とれていたらその娘が拓人の目の前で歩いて来た
拓「え、えっと何か用かな君」
碧「碧医」
拓「え?」
碧「私の名前です、よろしくマスター」
拓「いや、あのよろしくって言われても」
碧「申し訳ないですが、時間がないので契約に移させてもらいます」
拓「ちょ、契約って」
碧「はっ!」
ズボッ! 拓人の目に碧医の指が刺さった
拓「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!目が痛いぃぃぃぃぃぃぃ!」
余りの衝撃の痛さに床に転がっている
碧「さぁマスター、これで契約は、終了しました、残りのティラノをかたずけましょう」
拓「痛い」
碧「あっすいませんマスターつい本気で」
拓「いいよもう、それよりさ、どうすればいいの?」
碧「何をです?」
拓「戦う時どうすればいいのかわかんないから」
碧「簡単ですよ、マスター私の名前を叫べばいいんですよ」
拓「よし、わかった!あっ!後さ、俺の事は拓人でいいから」
碧「!ふふ了解しました、拓人」
拓「おしっ行くぞ碧医!」
碧「はいっ!」
碧医は、グローブになった
拓「しゃあ!行くぜ!」
幸「ほらっさっきまでの威勢は何処いったの?」
黒「ハッ!」
幸「だから無駄なのよ、奈勿の力で私は、物の材質を操る事が出来るのよ!」
幸音が地面に手を当てると地面が柔らかくなった
黒「姫羅々!」
しかし黒乃が姫羅々を地面に突き刺すと元の材質に戻った
幸「そんな!?・・・・・・・ハッ!」
黒「七宮流・剣技、瞬妖・横一文字!」
剣が何重にもブレてるようにみえ幸音には、凄く遅く感じてるのに避けられなかった
幸「かはっ・・・・」
幸音は、最後の力でなんとか黒乃に触ろうと必死になったが、その手は、届かなかった
黒「これで終わりか、後は向こうか・・・・」
拓「おらっ!凍てつけぇぇぇぇぇぇ!」
ティラノ「グオォォォォォォォォン!」
拓「碧医!残り何体だ?」
碧「前方に見える3体だけよ!」
拓「だったら!絶氷天下!!!!!」
手のひらを天にかざすと、ティラノの3体の上空に氷の板が現れた
拓「潰れろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ティラノ「グオォォォォォォォォォン!!!」
拓「はぁ、はぁ、はぁやったのか?」
碧「はい、敵全てLOST拓人、貴方の勝ちよ」
拓「えへへ、うっし疲れたし帰るか」
碧「はーい」
黒「なんだ、割と早かったな、もう少しかかると思ってたんだが」
悠「つうかお前何処行ってたんだよ?」
黒「お前等を襲わせた奴と話してたのさ」
幸「何が話してたよ!あんなのただの拷問じゃないの!」
拓「なっ幸音!?俺達を襲ったのは、幸音だったのか!?」
黒「あぁ、では幸音大人しく負けを認めて俺の部下になれ」
幸「くっ」
悠「諦めろ、お前ももう神には、なれない」
幸「―――――――わかった、協力するわ」
黒「お前はどうする?拓人俺の敵になんなら容赦しないぜ?」
拓「ふっまさか、いいぜ乗り掛かった船だ、最後まで乗ってやんよ」
黒「さて、後この学園に残ってる戦士は、1人だけだな、待ってろ絶対に服従させてやるぜ」
カイザー「すいません、いろいろあって更新遅れてしまいました」
拓「まぁまぁいいじゃないの、1週間以内に書けたんたがらさ」
カイザー「ありがとう拓人君」
碧「やっと私が登場しましたね、これからの私の活躍に期待して下さいね」