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6:あなたも私もニコニコ

 私とニコニコ動画との出会いは、同時に台湾との出会いだった。当時は初音ミク全盛期で『歌ってみた』動画も多く、何となしに見ていくうちに日本人じゃないユーザーがちらほら現れるようになった。特に台湾の割合が高かったと思う。


 そしてある時、『せっかくだから台湾人258人で一緒に組曲『ニコニコ動画』を歌ってみた!』を見て圧倒された。


 いくら海外で日本のオタク文化が人気とは言え、どうして彼らはここまで日本を愛してくれるのか。単に同じオタクだからで括っていいのかも分からない。


 その答えは、とある有料番組で知る事になる……と言っても私は無料で見ていたし、その頃Youtubeとニコニコで一部視聴可能になっていたらしい。仮に『草莽崛起チャンネル』としておく。

 私が見た時はN●●のドキュメンタリー番組で偏向が行われていたという内容だった。台湾は戦前日本に統治されていて、どれだけ酷い目に遭わされてきたのかという、韓国の主張を思えば不自然さを感じないものだったが、それなら若者があれだけ日本に傾倒している事に説明がつかない。

 その番組ではN●●が取材したのと同じ人にインタビューを行い、いい事も悪い事もあったと話した結果、悪い部分だけが切り取られて放送された事が分かった。N●●は日本のメディアでありながら、台湾の主張を捻じ曲げたドキュメンタリーを制作していた。


 草莽崛起チャンネルはこの事に対して何度も抗議を入れ、視聴者だけでなく台湾人や国会議員まで巻き込んで結構大規模な衝突にまで発展していたと記憶している。


 マスコミの偏向を示す『報道しない自由』もN●●の職員が言い出した事なんですよ、実は。


 日本のテレビはN●●ですら信用ならない事に戦慄を覚えたが、それはそれとして台湾に興味が出てきた私はニコニコ動画で台湾の歴史を解説している動画を見たり、小林よしのり先生の【台湾論】を購入した。


 結局、何故台湾があれだけ日本に好意的なのかと言えば、歴史的な事情もあるが元々そういう土地柄なのが大きい。特にご年配は日本人だった人たちで、孫が日本語を覚えて会話してくれるのが嬉しいという声も。

 ただ、保守層の中には台湾人の「日本を嫌いになれる権利がある」「日本語で日本の悪口が言える」って言い分が気に入らない人がいる。私としては、周辺国を思えばかなり熱烈な愛情表現だと思うが……何故なら反日国家の日本嫌いは国策だから。


 ともあれ、ニコニコ動画は台湾という存在にスポットライトを当てた。表面上ではオタク活動としての繋がりになるが、それをきっかけにもっと深く知っていけば、日本にとってなくてはならないという事実に辿り着けるだろう。


 そう言えば受信料契約関連で名物になった某党のT氏を知ったのもこの頃でしたね。警察とこいこいがどうとか言っていたような。こいこいって何だ、サクラ大戦で聞いた事あるような……とか思ったのを記憶している。



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