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2:始まりはゴミ拾い企画から

 本格的にインターネットを使い出した頃、私はよくまとめサイトを見るようになった。巨大掲示板2chは常に荒らしがわいていて怖いというイメージがあったが、その点まとめはスッキリ読みやすい上に色んなジャンルをカバーしていたので、大抵目に入る。

 その中で、2chの雄姿による湘南ゴミ拾いオフなるまとめ記事を見つけた。この時点でとっくに終わっている事ではあるが、自分にとって衝撃的な内容に思わず引き込まれてしまった。


 詳細は検索してもらうとして、簡単に言えばテレビの偏向報道に抗議するために、同局の27時間テレビの企画(湘南ゴミ拾い)を掻っ攫おうと。


 テレビがやらせを行っているのは知っていたが、視聴者をここまで怒らせるほど印象を捻じ曲げていたとは思わなかった。さらに芋づる式に、日本のマスコミが今まで行ってきた悪行が次から次へと……


 A新聞は小説の内容を事実として広め、今や日本が謝罪と賠償をし続けなければいけない状況に陥っている。

 M新聞英語版による、日本人を侮辱し貶める嘘八百の反日記事。

 T●●が某真理教幹部に情報を流した事で、弁護士一家が殺害される事件が起きた。

 その他、N××の受信料取り立てや契約強要など……


 私はマスコミが嘘を吐く事はあっても、あくまでたまにであって、発覚すればきちんと再発防止に努められると信じていた。


 実際、放送法第四条でも以下のように定められている。


(1)公安及び善良な風俗を害しないこと。

(2)政治的に公平であること。

(3)報道は事実をまげないですること。

(4)意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。


 が、実際にはこれらが守られているとはとても言えない。「公平・中立」というのも自己申告であり、事実というのも「嘘は言っていない」程度。こんな詐欺組織に反省や自浄作用など期待するだけ無駄というもの。


 そしてゴミ拾い企画はどうなったかと言うと、

 テレビ局は始める前からゴミのなくなった浜辺で拾っているふりをしつつ、ライフセーバーが協力してくれたと放送。有志が夜通しゴミ拾いをしたという『真実』は覆い隠された。これも日本のマスコミの長い歴史の中では、いつもの事だったのかもしれない……



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