田舎あるある
結婚を機に都会から田舎に引っ越してきた主婦の、田舎初めて物語。
戸惑うことの連続でもめげずに今日も生きてます。
金魚のつぶやき ①
夏祭りで子供が金魚すくいですくってきた金魚。家に帰って水槽に入れて飼いはじめ、5匹いたうち生き残ったのは3匹でした。
あれから早10年以上の月日が過ぎ、今日もこの3匹は人が水槽に近寄ると「エサくれ~!」と言わんばかりにピチャピチャとはねています。体も10センチととても大きくなりました。
そうです、この金魚たちはいつも水槽の中から私たちの暮らしを見つめてきたのです。少し、自分のこれまでの生活を振り返ってみたくなったので、「金魚のつぶやき」として文章にまとめてみました。
「突然田舎に引っ越し!」
私は生まれも育ちも首都圏という都会といわれる場所で育ちました。でも、まだまだ自分が小学生くらいまでは空き地とかもあったし、今よりはずっとのんびりしていたと思います。
でも、交通は発達していたので、電車やバスも10分くらい待てばすぐにきたし、買い物をするのにもいろいろなお店が近くにたくさんあったので、それが当たり前だと思っていました。
それがある時を境に180度違う生活を送ることになったのです。
それは、結婚という人生の節目に起きました。
なんと結婚が決まり住むところも決まってホットしていた1週間後に、将来夫になる人の「転勤」が決まったのです。
あの時は本当に寝耳に水で、「えー何それ!」ってな感じで頭が真っ白になりました。しかも転勤する場所が、東北地方・・・以前旅行で言った事はあるけど、とっても田舎だし寒いよね。しかも冬は雪が降るらしい・・・。
生まれてからずっと同じ都会といわれるところに住み続け、外に出たことがない自分に、果たして暮らしていかれるのだろうか、しかも夫となる人以外に知り合いもいないところへ・・・と100%不安しかないですよね。
でも、どうしようとさんざん悩みましたが、夫になる人とは別れて暮らすつもりはなかったので、いつもは優柔不断な自分ですが、不思議とあの時の決断は早くて一緒に転勤しようという気持ちに迷いはありませんでした。
ただでさえ結婚式の準備は忙しくて大変なのに、それに加えて引っ越しの用意もしなくてはいけなかったので、本当に怒涛の数カ月だったと思います。
振り返ればよくあの時乗り越えてきたと自分が偉いと思ってしまいます。
かくして夫と結婚式後に東北地方の田舎に引っ越し15年が経ち、その後また転勤で、今度は関西の田舎に引っ越しました。結局結婚してからは都会に戻ることもなく、ずーと田舎暮らしでもう20年以上が経ってしまいました。月日が経つのは本当に早いものですね。
これからは実際に田舎に越してからの日々の生活のエピソード(田舎あるある的な)などをつづっていこうと思います。