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始まりの問い掛け -FIRST QUESTION-
-さて、君は「神様」について、どう思ってる?…神聖なる存在?畏怖の対象?はたまた妄想塗れの虚像?…まぁ、いくらでも考えってのはあるだろう。人は腐らせる程いるんだから。でも、それに答えなんかない。何故か?-誰もその、「神様」とやらを見たことがないからだ。だからこそ想像の余地があり、その答えを知るものはいないのだ。
では、想像の余地に則った、本当かどうかよく分からない「神様」のお話として、こういうのはどうだろうか。
ある日一柱の神様が、とち狂って自分以外の神様を全部殺しちゃったとする。でも、その「神様」は、何食わぬ顔をして世界を創っては壊している。そういう神話のある世界だったら?そして、もしそれが事実だったら?
-これは、そういう話である。