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零の月  作者: 海月くらげ
第1章
3/12

前触れ

「もー!!!!ちゃんと起きてないのに階段使っちゃ駄目って言ったでしょ!!」


まぁ、言われてたけど。

だって、呼ばれたし……。



ピンポーン



朱里しゅりが来ちゃったじゃん!!」


んー?朱里?

誰だっけ……?


「………………??」


!!そうだ、思い出した。

小鳥遊たかなし 朱里だ。

莉音の友達・・の。


「お兄ちゃん?」


考えてる間に黙ってたから心配してるみたいだ。

キョトンとしている莉音が目の前にいた。


「大丈夫だから、学校行っておいで。」


遅刻するよ、と付け加えると莉音は笑った。

まぁ、朱里あのこがいる限りそんなことは起こらないけど。


莉音は元気な声で、行ってきますと言って家を出た。


「行ってらっしゃい。」





*****



「……………………」


今日は、なんだか空気がおかしい。

どこか悪意のような、狂気のようなものが漂っている。


何もないと良いんだけど。


こういう日は、何かが起こる。

一応、まじないは施してあるけど、心配だ。




祈ることはしない。

神の救いなど、認めない。



神は何時だって残酷で無慈悲。



僕たちに与えた……いや擦り付けた運命のように。



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