零の月
ナニカが唄っていたけれど、その唄は幸せの福音ではなかった。幸せも哀しみも憎しみも全てが等しいものだと告げられた漆黒の夜空にも星は輝きを失うことなく存在している、その事に世界の残酷を教えられたのだ。--全てが嘘で全てが真実のこの歪な世界で人は常に懺悔する。神へと告げる罪の告白が神への裏切りと知らずに、赦しを得らんとする祈りは酷く浅ましく愚かしい。嘘と真実の中で微睡むこの世界では罪深き祈りでさえ甘美な蜜となる。--
第0章
始まり
2013/10/26 23:18
第1章
日常
2013/11/02 21:42
(改)
前触れ
2013/11/03 14:28
(改)
奪われし花
2014/02/26 15:50
(改)
断罪の始動
2014/06/07 03:37
(改)
第2章
向けられし悪意
2014/06/07 21:44
(改)
忘却の罪
2014/06/11 02:37
(改)
忘却の真実
2014/06/15 00:26
(改)
魂の同調
2014/06/15 19:30
(改)
痛みと真白の世界
2014/06/21 03:16
(改)
破滅を辿る国
2014/06/30 13:07
(改)
その瞳に映る現実
2015/01/09 19:23