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意外なお誘い

―昔から思うのだがどうして女性は集まると騒がしいのだろうか。

そんな感情を抱きながら俺はリビングで適当に話を聞き流している。


「うん、それでそいつがさぁ~」

「そうなんですか!」

「…興味深いわね」


正直な話をすると寝ようと思っていたのにこう起こされるとやる気がなくなってくる。

俺はソファーから気だるい体を動かして椅子に掛けていたコートを取ると戦時的撤退を始める。


「ソラさん、お出かけでしょうか?」


リビングを出ていこうとするとダイニングでお茶を入れていたイリスに引き止められる。


「あぁ、あの空気は俺には合いそうにない」

「それについては同意ですね…」


どうやら彼女も同じことを考えていたようだ。

彼女は口元に手を持って少し考える動作をすると一時の間をおいて口を開いた。


「…それなら私と一緒に外に出ませんか?」


これは意外なお誘いだ。


「護衛対象から外れても大丈夫なのか?」

「お嬢様には護衛がちゃんとついているのでご安心を」

「…あぁ、そういうことか」


これは事前に知らされていなかったことだったのだがアイリーンの友人である静という人間は実は護衛の一人であった。

彼女に初日から屋上に呼び出されその場で殺り合ってのだが、もしもアイリーンに止められなかったら危うく彼女を誤解をしたまま…これ以上は何も言わないでおこう。


「いかがいたしましょう?」

「…分かった、どこか行きたいところは?」

「では、フローレン家の格納庫までエスコートをお願いします」

「格納庫?何をしに行くんだ」

「先日、本国から届いたものと前回輸送したものがあるのでお見せしようと思いまして」


彼女が格納庫で見せたいものが分からないが俺は彼女についていくことにした。

なぜか面白そうなものがきっと見れるような気がしたからというのもある。

だが純粋な興味も大きい。

フローレン家所有の格納庫については俺もまだ入ったことがない。

さて、いったいどんなものが飛び出してくるのか…

次回、イリス先生の説明会@q@

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