表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マグス・マグヌス  作者: 蒼崎 れい
第一章:若き陰陽師と幼きマグス
66/172

中間報告④

 以前、メレティス王国に現れたという、謎のマグスについての確定情報が入手できた。これがエザリア調査の足がかりになればと思うばかりである。




 メレティス王国調査報告抜粋。十一月八日。

 同盟国である、メレティス王国に現れたマグスについて、確かな情報が入った。

 埒外な技量を持ったマグスと言うのは嘘やはったりではないと、実地へ赴いた諜報部(ハウンド)の隊員より証言を得られた。

 曰く、彼の者は女性と言う。

 曰く、彼の者は銀髪と言う。

 曰く、彼の者は片眼と言う。

 ドレスとも普段着ともとれない、やはり異国めいた衣服を身に付けていたそうだ。

 耳には逆卍字のイヤリングをしており、胸には細工の凝ったロケットを下げていた。

 瞳の色は薄いアイスブルー。片眼にも関わらず、実に蠱惑的な笑みを浮かべるらしい。

 眼帯をしているのは左眼。シルバーがあしらわれていたり、紐の部分に細工が施されていたりと、実用性より装飾性の方が高そうであったようである。

 諜報員は彼女に直接会ったわけではないので、これ以上の情報は不明である。

 だが、現地の兵士から仕入れた情報によると、彼女はこう名乗ったようだ。

『わたくしは、ネームレスの精霊魔術師、ソフィア=マーガロイド。己が屍をさらしたくば、向かってくるがいい』

 …………と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
ポチッとしてくれると作者が喜びます
可愛いヒロイン達を掲載中(現在四人+素敵な一枚)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ