どこかで生きている君へ
どこかで生きている君へ
なぜだか声が聞きたくなったんだ
話したいことなんて別にないんだけどさ
初めて聞いた君の声は
辛いと泣いている声だった
夢を追いかける道の途中
もう無理だと挫けて泣いた
どこかで頑張っている君へ
なぜだか手紙を書きたくなったんだ
書きたいことなんて特にないんだけどさ
初めて読んだ君の言葉は
悔しさに震えている文字だった
耐えがたい現実に立ち向かう
君の汗に濡れて滲んでいた
どこかで苦しんでいる君へ
涙は夢の種になるとか
汗がその種を育むなんて
無責任なことは言えないが
たったひとつの言葉を贈ろう
僕が自分に言い聞かせてきた言葉を
汗と涙にまみれて汚れた
「死ぬな」っていう言葉をさ