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詩集『死辺詩編の氷の詩集』

『死に絶えた花弁よ』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から

『死に絶えた花弁よ』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から



いつぞやの空調によって、部屋は整頓され。

死に絶えた花弁よ、呼吸せよ。

いつぞやの雷雨によって、世界は整頓され。

死に絶えた花弁よ、撹拌せよ。



お前がただ見ている俺は、空虚な擬体さ、知れば知るほど、殻になっていく。

そっと言うよ、もう一度、再生するか、死に絶えた花弁よ。

俺達がもう知っている超、空虚な擬体さ、無くせば無くすほど、調和に向かい。

そっと言うよ、まだ一度、再生するか、死に絶えた花弁よ。



死に絶えた花弁よ、お前はもう知らないだろう。

死に絶えた花弁よ、お前はとうに点を舞っている。

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