とある女神は異世界へ
「色々あると思うけど一緒に来てくれるかな?」
初めは理解出来ていなかった
上司である女神の補佐をしていたが嫌がらせやらパワハラを受けていて嫌になっていたと言うのもあったが、それでも女神が異世界に行くなど許されざる事だ…たぶん
でも彼のその言葉を聞いてとある神の言葉が頭に過った
「君に良き出会いあれ」
もし違かったらどうしよう、それこそ彼の神の戯言であったら…でも…不安もある…迷いもある…でも…何故か心は彼と行く異世界に惹かれていた
(きっとわたしはここで変化を望まなければ、これからもずっと変われない……だから)
彼女は彼の言葉に頷いて答えた
異世界に着いてすぐにモンスターに襲われた
彼と言葉が通じていたため、彼はきっと『言語理解』を取っているのだと思い、逃げようとした…しかし彼はモンスターに倒した
彼は違うスキルを選んでいた、それは薄らと朧げな記憶で、何度も散っていく転移者達がどうすれば生きていけるか、そんな事を考えながら淡い期待を描いたミス…彼はそんな期待を見つけたのだ
こうして彼…友月冬利との異世界での生活が始まった
冒険者登録をして、装備を整えて、彼とどう魔王を倒すアプローチを始めるか相談したら彼は
「正直魔王とかどうでも良いから、のんびり暮らしたい…」
理解出来なかった、魔王を倒すために異世界に来たのに魔王なんてどうでも良いと…しかし彼に理由を問うと納得した
(わたしは固く考えすぎなのかな…)
だんだんと頭が痛くなってきた、考えたらそうだ受肉して今までより疲労などを感じやすくなっているのだ
先に休ませてもらいベッドに入ると彼はこれから2人で頑張っていくのだからもっと気楽に話してほしいと言ってきた
彼と一緒に来る事を選んだのは自分だ、慌しく忙しない1日でそれどころではなかったが、今彼と部屋で2人きり…それが今になって意識してしまった
「善処…します、冬利さん」
こうしてわたしは初めて彼の名前を呼んだ