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月夜の下、子供のように色を問う

作者: 稲見晶
掲載日:2017/10/04

十月はひょいと世界のうらっかわ

黒い薄手のワンピースで夜の散歩

きんもくせいのレース透かして景色を見るの

街灯に虹の輪ができるのとそうでないのとがあるのはなぜ


桜の幹

刈った稲穂の茎や細い葉

月光を浴びた雲のはしっこ

透明の風車かざぐるまごしの空気

この色の名前なんていうの


なにかに出会う

だれかに出会う

星明かりと飛行機とはすぐに見分けられるけれど

いったいなにがちがうのかしら


朝の木立と夜の木立は

おなじ「緑」と呼んでもいいの


あのトラクターが赤くみえるのは

明るいうちにそうと知ったからかしら

夜よりふかい赤だからかしら


どこまできたの

どうやってきたの

さみしさはチョコレートといっしょに舌にとかして

わらうろうそくをたどればいい


ほら

燈色を胸にもどってきた世界のおもてがわ

もう空気ににじみだしてる

人恋しさのきれいな結晶

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