希望?
その地域は運が悪かっただけなのかもしれない。
こんな田舎の街に国が調査団を出す事は無いと思っていた。
「ヘリコプターの音がする。」
そんなことに気が着いたのは同級生の仲原龍輝だ。
自分達の住んでいる地域の上空には、無数のヘリコプターが向かって来ていた。
「なんでいまさら…」
ざわざわ、ざわざわ、
ザワザワ、ザワザワ。
周りの皆が憤りなのか、はたまた救出が来たことに喜んでいるのかは表情からは読み取れない。
「自衛隊の風間大尉である。
代表のものに話がある。
ここにはいるか?」
ザワザワ、ザワザワ。
周りの皆が校長先生と隣にいた僕の顔を見た。
「この学校の校長を務めています槇原と言います。この生徒は生徒を代表して3年の長岡くんと言います。」
「こ、こんにちは」
冷や汗が出る。
「少し、よろしいですかな?」
「…はい」
僕も続く。
そして後ろを振り返ると、
軍の人たちは
大人と子どもを分けて
大人の人達だけ
目隠しをされ
連れていかれた。
子供たちは(困惑)の表情を
浮かべながら
不安そうに大人達の連れていかれた方向と
僕の方を見てきた。
ヘリの裏側で、今回起こったことに関する情報を教えてもらい
これからの国の対応を説明してもらった。
一時間後
ここまでひどいことをするなんて、
常識とは何かそれを聞いてみたいものだ。
そんなことを考えるのに意味はあるのか
そんなことを考えさせられる国は一体どうしたらいいのか
イメージはまだ
できていなかった




