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変化
何日か過ぎた。
毎日誰もいない家と学校の行き来に生徒のみんなは病んでいた。
「このままじゃあかん!」「でもどーするん?」「なんかええ方法ないかなー」俺、秀也、楓が話していた。
そんな時だった。
「な、あれ見てみろよ!」楓の言葉を聞いて俺と秀也、クラスのみんなは楓の指の指し示す方向を見た。
そこには消えたはずの大人達が歩いてきていたのである。20~30程の数の人が歩いてきていたのである。
「何やあれ!」どういう事なのだろう。今までどこにも見なかった大人達があんなにも沢山。
不思議に思って職員室に行って先生達を連れてきた。
先生達も驚いた表情をしていた。
大人達があんなにも変わった風貌をしていたから。