9話
「全員見えてますか?」
「はいな、グルカ、奥にあるものが…」
「そうだ、俺達の必要としているものだ」
何故こうなったか……それには理由がある
俺達は乗り物を出したりしまったりした後
グルカの仲間に連絡をとる手段を相談し彼らが使っていた
拠点の端末を使うことにしたが彼の意見では
おそらく占拠されているだろうということであった
「どう攻める?」李奈はスナイパーライフルの点検をしながら
俺に問いかけた
「やっぱり突入するしかないかな、」
ヤーコフはペットボトルをがぶ飲みして手で口を拭いながら
グルカの方を見た
グルカはグルカで「わかったが、どうやって突入する?
いきなり窓から入って行くのか?」と問いかけてきた
グルカがホログラムで展開した
拠点の見取り図を見ながらtakuは首を振りながら
「馬鹿力でごり押しするつもりはないがこの拠点は何階建てかな」
とグルカに聞いた
「26階建てだ」
「わかった !窓から突入に決定!」
「ちょっと待て!!!!」
「何か問題でも?」
Takuと仲間達は全員インベントリをチェックしながら
首を傾げた
「君たちだけで突入するのか?、せめて外部端末からアクセ」
「そんなのどうだっていいじゃん、」
グルカは緑色の皮膚を振るわせ口をポカーンと開けた
「まぁ見てなって!」
「俺達に任せなさい!」
ヤーコフはアーマーを軽く叩きながら軽い口調で答えた
「んじゃとりあえず役割分担、ヤーコフと俺とtomboは突入担当
李、いやsonwきみはライフルでの援護を頼む。グルカあんたはsonwと
いっしょ見ていてくれ。これでさ。」
彼はほいっとグルカにあるものを投げ渡した
「87式観測者専用戦術支援双眼鏡通称long・away
.まぁこれで見ておけ」
「さぁshowの幕開けだぁ!みんな準備完了かぁい?」
そろそろ始めるかな?
俺達は目標物のある元グルカの拠点の向かいのビルにいた
「sonw 、スナイパーライフルで敵の位置をマーキングしといてくれ」
「了解 、」「ヤーコフ アンカーランチャーは?」
「準備完了!!あとおれのミニガンの
予備のベルトリンクを今アーマーの予備いれにいれてる」
「Tombo、EMPグレネードの準備は?一応この世界の敵のロボットに
効くか、試したみたい、準備を頼む!」
「わかった‼ サプレッサーは付けとく?一応、」
「いやどうするかな?、sonwサプレッサーをライフルに付けとくか?」
「いや!やめとく武器の威力が落ちそうで怖いわー!」
彼女はスコープを調整しながら弾倉をよこに並べていた
「アンカーランチャーセット完了だ、全員武器のチェックは?」
「okだ」「いけるよ。」「いつでもどうぞ、」
バッシュュュュュュゥー
アンカーランチャーをビルに向かって発射し各自の準備は完了した
sonwとグルカを除いた面々はフックを引っ掛け
一斉にワイヤーをつかい、
ビルに向かって乗り込んだ‼
「コマンド、」
男は空母の中で煙草を吸いながら
報告書を読んでいた
「第3段階への準備は?」
男はイライラした表情で呼んできた部下に問いかけた
「いいえ、まだです調整への時間が「早くしろ!」、
はい、出来るだけ早く」