6話
私は三浦李奈、この謎の世界に拓と落ちてきた
しかも私のお気に入りのキャラのイクスの格好でだ、
嬉しい!とは私はならない、微妙な感じである
私と拓はこの謎の世界の中心部に向かうことになった
歩いている途中ふと私はこのゲームを始めたきっかけを思い出した
私は小さい頃からたくさんの大人達に囲まれて育った
自由なんてまったくない世界だった
そんな私は小学校6年頃、初めてゲームを買ってもらった、
嬉しかった、私はその当時はかわいいゲームしかしなかった
だが、しかし
私が中学校に上がってから
私は一人称のゲームいわゆるFPSと呼ばれるゲームを
やってみたかったでも……
私の母は厳しく1日ゲームは20分と決められていた
もっと長くやらせてくれないかと
必死に頼んでいたが母は一歩たりとも
20分というエリアからまったく動かなかった
中学校2年生の夏に入り
ちょうどみんなが部活動に精を出していたころ
私は美術部で作品を制作しながら勉強していた
期末試験は苦手な教科が努力の末にやっと
成績が上がり始めたのだがある男を越えられなかった
私はある一定の順位から動けず伸び悩んでいた
その男が拓だった
私は悔しかった
夜勉強しながら泣いていた
なんであんな奴が点数をとれるのか?
なんであんな奴が努力もしていないのに、
悔しい、悔しい 私はポロポロと
涙がシャーペンを伝ってプリントを濡らしていた
数週間後
私は私のノートの表紙がちぎれるまでひたすら勉強した
体重は2㎏ぐらい落ちた
その為私は体調を崩して入院していた
やることもないため私の携帯とパソコンをいじりながら
暇をもてあましていた、
そんな時私はあるゲームのβテストの参加情報を入手した
そのゲームとは名前が決まっていなかったが
今の「HunteroftheworldONLINE」だった
その当時は仮名称で「Hunter 戦う者」だった気がする
私はβテストに参加し戦いまくった
退院して私は正規版がでるのを待った
そして数ヶ月後私は正式な正規版が出たため初回限定特典付きを
買ってプレイした
始めた数日後…私はβテストの経験を生かして
日本サーバーランキング92位までとなっていたそんな時
使いだしたキャラがイクスだ
私は全キャラをアンロックしたので自由に使うことができた
でもこのキャラを使い続けたのには訳があった
このゲームのキャラは各設定が全員付いていることを知り
公式サイトを覗いてみたが全文英語のため
中学生の英語力では設定が読めなかった
そこで私は攻略サイトの和訳の文章をみて私は実感した
私そっくりだと
イクスにはこんな設定が付いていた
「彼女は元射撃オリンピックのメダル持ちだったが
ある大会から成績が伸び悩んでおり
その時所属していた部隊が彼女のせいで全滅した
それ以来
彼女は自分自身を確かめるために今日もターゲットを狩り
そして自分自身の罪を悔やんでいる」
と
私はこんな設定を持つイクスを使い続けた
そんな時私はあるチームに呼ばれた
そのチームとは伝説と化していた
いつも最前線で戦い難関エリアの攻略を僅かなメンバーでクリア
していた部隊ナンバー08
第221特別編成旅団通称「デュラハン」だった
チーム全員が二つ名が付いているような
スペシャリストばかりのチームである
チームの有名な面子達
その例を挙げれば桐がない
「迅雷」check
「即効性防壁」halusun
「人狩り赤鬼」Gopan
そしてリーダーの限定キャラ使いそしてこのチームの立役者の女性
「首無し能天気野郎」tonight
このような人たちのチームに参加できて私は嬉しかった
このチームは各班4名ずつで構成され1~6までの班となっていて
私は第2チームに所属していた
そのチームにはもう一人の限定キャラ使い
「taku is ripper」(実は拓)や
や「人狩り赤鬼」Gopanさんなどがいた
凄い過ぎな面子の中で私も二つ名が
付けられていた
いつの間にか私は友達のいることの楽しさを思い出した
たくさん話をして
たくさんばかやって
嬉しかったけどリアルで会おうと言われても
私は拒否していた……けど
パソコンでチャットしたりした"仲間","戦友"
と呼べること自体が嬉しかった
そんなことを思い出していると
いつの間にか中心部に付いていた
そして上から赤い何かがすごい勢いで拓をぶっ飛ばしながら
飛んで来た
(待たせたな)そんな声と共に
赤い奴は地面に亀裂をいれながら降り立った
はい信号無視です
今回の話いかがでしょうか?
この後もお楽しみに!!来週金曜日更新です