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異世界美容整形クリニック  作者: ルーツ


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26/26

Last ope. YES!!◯◯クリニック。

ある日。


異世界美容整形クリニックの前が、やけに騒がしかった。


野高が外を見る。


「……なんですかこれ」


須高もゆっくり立ち上がる。


扉を開けると──そこには、


オーク、エルフ、ゴブリン、ドワーフ。


今までの患者たちが、勢揃いしていた。


しかも──


装飾。


料理。


焚き火。


完全に“祭”だった。


「おお!出てきたぞ!」


「先生だ!」


「野高もいるぞ!」


野高が目を丸くする。


「え……これ、もしかして……」


エルフのリリアが前に出る。


微笑みながら言った。


「感謝祭です」


ゴブリンが胸を張る。


「歯並び、完璧!」


ドワーフが髭をかき上げる。


「フサフサだ!」


オークのミラが笑う。


「人生変わった!」


次々と声が上がる。


「ありがとう!」


「最高の医者だ!」


「神の手だ!」


野高が少し照れながら笑う。


「なんか……すごいですね」


須高は周囲を見渡す。


そして小さく言った。


「……当然だ」


───────────


祭は始まった。


肉が焼ける。


酒が回る。


音楽が鳴る。


オークたちが踊り、


ゴブリンがはしゃぎ、


エルフが優雅に舞う。


種族なんて関係ない。


ただ──笑っていた。


野高も混ざる。


「ちょ、ちょっと待ってください!速いですって!」


オークに引っ張られて踊る。


エルフに回される。


ゴブリンに囲まれる。


「うわ、なんか楽しい……!」


須高は少し離れて見ていた。


腕を組みながら。


だが──ミラが手を引く。


「先生も!」


須高は一瞬だけ間を置く。


そして、小さくため息をついて──輪の中へ入った。


───────────


夜が更け焚き火が揺れる。


全員が集まる。


静寂。


リリアが言う。


「最後に」


全員が須高と野高を見る。


その目は──感謝で満ちていた。


そして、誰かが声を上げた。


「いくぞ!」


全員が拳を上げる。


「せーの!」


「YES!!須高クリニック!!」


───────────


その瞬間、光が弾けた。


強烈な光。


視界が真っ白になる。


野高が叫ぶ。


「先生!?」


須高も目を細める。


「……なんだこれは」


音が消える。


光に包まれる。


そして──気づくと。


静かな空間。


白い天井。


機材。


カメラ。


照明。


野高が瞬きをする。


「……え?」


須高もゆっくり周囲を見る。


「……ここは」


目の前にはスタッフ。


「はいOKでーす!」


スタッフが近づく。


「いや〜いいですね今の流れ!」


野高が混乱する。


「え……?」


須高は黙っている。


スタッフが続ける。


「すいません。最後に一言、カメラにお願いします!」


二人にカメラが向けられる。


強いライト。


現実の空気。


──野高が須高を見る。


──須高も野高を見る。


一瞬の沈黙。


そして──二人は同時に、少しだけ笑った。


カメラに向け、親指を立てる。


────────────


「YES!須高クリニック」


────────────


カット!。


その瞬間。


一瞬だけ。


須高の視界に──焚き火の光がよぎった気がした。


遠くで、笑い声が聞こえた気がした。


須高は小さく呟く。


「……悪くなかったな」


野高が笑う。


「はい」



──────────────────────


異世界美容クリニック読んでいただきありがとうございました。


まだネタはありますが、ここまでにしておきます。


また、筆が進んだら第二弾もあり得ますので期待しないで待ってて下さい!

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