100対30
「100対30(子供10人)かぁ~・・・」
壁の上で隠れている大人の一人が小声で愚痴る。
まぁ~100人がこちらだったら気が楽なんだけどな・・・
その為の万全な用意だ。
万全の体制で壁の上に俺も混ざった10人が隠れてい待つ。
力の強い大人達が左右で5人ずつ縄を持って待つ、また門の内側に子供達6人と大人4人がおとりとして立つ、このメンバーは突撃してきたメンバーが罠に嵌ったら槍を投げつけたりクロスボウを射かけたりしつつ門を閉める役となる。
壁の上には大人が6人子供が4人いる。
このメンバーはボルトを設置してすぐに射かけられる様にしたクロスボウを30個置いて3発ずつ撃てる様にしている。
100人の奴隷商人が見えて来てあちら側も村の門が開いていてその門の内側の人影に気付いたのか走り出す。
まずは門入口まで呼び込んで2番の縄で転ばせる予定となっている。
先頭集団がベニヤ板の上を大きな音をさせながら走り込んできた。
「2番!!」
父が大声で叫んだ。
その瞬間2番の縄を皆で引く先頭集団が大きな足音に驚きながらも勢い付いて門に手が届きそうな所まで近づく、その瞬間2番の縄が引かれ先頭集団が前のめりに転ぶ。
その勢いで何人もがベニヤ板の上で立ち止まった。
「バリバリバリ」
何人もの奴隷商人が立ち止まった瞬間ベニヤ板が割れて30人程の奴隷商人が落ちる。
落ちた先には針の山となった杭があり、10数人の奴隷商人は体を撃ち抜かれて、絶命する。
運良く絶命を逃れた奴隷商人も居たが鰐に咬みつかれる。
鰐がデスロールをして落ちた奴隷商人の肉を貪る。
「6番!!」
父が立ち上がってクロスボウを打ち始めて次に引く縄の番号を叫んだ。
その瞬間6番の縄が引かれた。
この6番については実は穴に少し手前に設置している縄だ。
しかもこの縄の杭は外してある。
縄に押される形で5人程穴に落ちた。
その後壁の上と門の前からクロスボウで奴隷商人にボルトを浴びせる。
「8番、9番、10番」
父が叫びながらクロスボウを持ち替え叫ぶ
後ろに下がろうとした奴隷商人達が将棋倒しになり転ぶ
そこにクロスボウのボルトが降りかかる。
俺と咲夜は奴隷商人の足を狙って動きを止めることに専念する。
ボルトをセットしたクロスボウが無くなった事により大人達は何人か槍を投げかける。
罠で60人ちょっとまで減らした後に奴隷商人が20名ほど絶命し、40名の内30名が足などを怪我した状態で残りの10名に助けられながら下がっていく。
罠の上に分厚い板を置き、住民達が槍やクロスボウを持ち追いかける。
それに気づいた奴隷商人が手負いで走る事が出来なくなった奴隷商人を見捨てて我先にと逃げ出す。
俺は先頭で逃げている奴隷商人の頭にボルトを当てた。
ボルトに当たった奴隷商人は絶命した。
咲夜、純也もそれぞれ仲間を見捨てて逃げた奴隷商人にボルトを当てて絶命させた。
村の大人達も壁の上や門の内側から投げた槍を拾いまた槍を投げかける。
仲間を見捨てた奴隷商人は5人程逃げられてしまったが、手負いの動けなくなった奴隷商人に関しては、全員とどめを刺す。
これにより完全勝利とは言わないが奴隷商人との3度目の戦いは勝利で幕を閉じた。




